フランス

パリで美術館巡りを楽しむために知っておきたいこと

パリは芸術の都と言われているだけあって、ルーブル美術館のような世界的に有名な美術館から個人コレクションの小さな美術館まで、たくさんあります。

絵画や彫刻を見るのが好きな人は、いくつかの美術館を見て回ろうと考えていると思います。

そんな人のために、パリで美術館巡りを楽しむために知っておきたいことをまとめました。

毎月第一日曜日は無料!?

いくつかの美術館は毎月第一日曜日が入場無料になります。

月に一回だけですが、たまたまそのタイミングでパリに滞在していれば、その日に行くと無料なのでお得です。

ただし、いつもより混雑するのは避けられないので、行く時間帯などは工夫しましょう。

曜日によっては閉館の時間を夜間まで延長したりする場合もあり、たとえばルーブル美術館だと普段は18時までなのですが、水曜日と金曜日は21時45分まで延長されます。

年齢割引がある

ほとんどの美術館では年齢割引があるので、年齢を証明するためにパスポートは持っておいた方がいいです。

たとえば、18歳未満は無料になることが多いですし、26歳未満なら割引を適用しているところもあります。

ちなみに、2009年3月からEU在住の26歳未満の人は、フランスのすべての国立美術館が無料になりましたが、残念ながらこれはEU外の住民には適用されないので、日本から旅行で行ったときには関係ありません。

また、美術館に限らず、パリの観光スポットのいくつかは、ヨーロッパの学生だと無料になることがあります。

僕はフランスに留学していたとき、ルーブル美術館や凱旋門など、学生証を見せれば無料になりました。

ドイツに留学していた日本人の友達がフランスに来たときに一緒にルーブル美術館に行ったときも、その友達はドイツの学生証を見せたら無料になったので、ヨーロッパに留学している人は学生証も忘れずに。(※もしかしたらパスポートのビザでも大丈夫かもしれません)

こういった割引の条件を満たしている場合は、窓口で確認してみましょう。

人気の美術館は朝一がおすすめ

ルーブル美術館やオルセー美術館は人気なので混雑することも多く、なるべく早く行くのがいいです。

特に朝一番は比較的人が少ない時間帯なのでおすすめ。

夕方や閉館前も人は減りますが、多くの美術館は閉館の30分から1時間前にチケットの販売を終了し、閉館10分前にはアナウンスが流れるので、どれぐらい時間を使うかしっかりと考えて行かないと、ゆっくり見て回れないと思います。

パリ・ミュージアム・パスが便利

数日間にわたって美術館巡りをしたい人には「パリ・ミュージアム・パス」が便利。

パリ・ミュージアム・パスとは、パリや近郊の主要な美術館と史跡に入ることができるパスで、チケット購入待ちの長い列に並ばなくてもよく(※中に入るときにセキュリティチェックなどがある場合は優先的に入場できない場合があるみたい)、パスの期間内であれば何度でも使うことができ、見学途中に外に出ても再入場することもできます。

パリ・ミュージアム・パスには、2日券、4日券、6日券の3種類がありますが、ひとつ気をつけたいのが有効期間。

有効期間は最初に使う日を記載して、その日から連続した日に使うことができるという意味で、たとえば2日券なら連続した2日で使う必要があるということ。

観光の1日目と3日目に使うということができないのです。

一度使用を開始してしまうと中断することはできないので、事前に休館日なども調べておく必要があります。

また、ストライキなどいかなる場合でも払い戻しは基本的にされないことも知っておきましょう。

ちなみにパリ・ミュージアム・パスで入場できるところは、パスを購入する際にもらえるリストか公式サイトで確認することができます。

パリ・ミュージアム・パスは、日本であらかじめ買っておくか、現地なら主要美術館の窓口、パリ市内の観光局などで買うことができます。

このパスは美術館以外にもノートルダム大聖堂の塔や凱旋門、ヴェルサイユ宮殿などでも使えるのでわりと便利です。

ショップやカフェが併設されていることもある

美術館にはよくおみやげショップも併設されていますが、美術館によってはロゴが入ったバッグやTシャツ、マグカップなど、オリジナルのグッズを販売しているところも多く、おみやげに買うのもいいかなと思います。

書籍売り場では、手に入りにくい美術書、写真集、建築書などもありますし、ショップ以外におしゃれなカフェなどもあったりするので、美術館だけでなく、併設されているお店でも楽しめます。

美術館でのマナーに気をつける

最後に、美術館でのマナーには十分気をつけること。

有名な作品が数多く展示されているので、作品には絶対触れず、騒がず静かに鑑賞するようにしてください。

特に写真撮影に関するマナー違反が多いです。

写真撮影禁止のところは当然撮ってはいけないですが、写真撮影が可能なところでも、絶対にフラッシュはたかないこと。

効率よく美術館巡りを楽しもう

パリには数多くの美術館がありますが、有名な美術館だけ行こうと思って行ってみても、ひとつの美術館でけっこう時間かかったりするので、あらかじめどの美術館に行くのか、そこで何を見たいのかというのを決めておいた方がいいと思います。

特にルーブル美術館は世界最大級の美術館で、全部の作品をじっくり見るには1週間かかるともいわれています。

僕は2、3時間見たら疲れましたが、美術館賞が好きな人にとっては1日中見ていられるほど見どころはたくさんあると思います。

フランスに住んでいたらいつでも行けるかもしれませんが、旅行なら時間は限られているので、できるだけ効率よく美術館巡りを楽しんでください。

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