PythonはWebアプリケーションの開発にも使われますが、AI・機械学習の開発に向いているプログラミング言語でもあることから、最近特に注目されています。
そのため、Pythonを学べる書籍やサイト、プログラミングスクールも一気に増えた印象があります。
この記事では、これからプログラミングスクールでPythonを学びたいと考えている人のために、Pythonが学べるおすすめのプログラミングスクールを紹介します。
Pythonが学べるプログラミングスクールの選び方
Pythonが学べるプログラミングスクールを調べてもたくさんあって迷うかもしれませんが、以下のようなポイントを考えて選ぶといいと思います。
- 何を学べるか
- オンラインか通学か
- 受講期間・価格はどれぐらいか
- 就職・転職サポートはあるか
- 講師のレベルはどうか
何を学べるか
Pythonはスクレイピングという技術でWeb上からデータを集めたり、そのデータを分析したり、Webアプリケーションを作れたり、人工知能の開発ができたりと、汎用性の高いプログラミング言語です。
Pythonを教養として学んだり、単純作業を効率化できるようにしたいのか、それとも今ホットな分野である人工知能・機械学習の開発ができるようになりたいのかによって選ぶべきプログラミングスクールは違うので、自分が学びたい内容があるか、コース内容・講座内容をしっかり確認するようにしましょう。
また、内容によっては数学の知識が必要になってくる場合もあるので、数学の知識が必要かどうかも確認しておくといいです。
オンラインか通学か
Pythonに限ったことではありませんが、最近はオンラインのプログラミングスクールが増えています。
学べる内容には大きな違いはないので、どちらがいいかは性格や生活スタイルで決めていいと思いますが、プログラミングスクールは都市部に集中しているので、地方の人はオンラインで学ぶことになるかと思います。
受講期間・価格はどれぐらいか
プログラミングスクールやコースによって、数週間から数ヶ月まで、受講期間が違うため、自分のスケジュールに合うようなスクールを選ぶといいと思います。
また、料金もプログラミングスクールによってまちまちなので、受講期間と合わせて確認するようにしましょう。
就職・転職サポートはあるか
Pythonを学んでWebエンジニア・AIエンジニア・データサイエンティストなどの職業に就きたいということであれば、就職・転職サポートがあるプログラミングスクールを選ぶようにしましょう。
また、カリキュラムの課題などで実際に自分でサービスを開発するような機会のあるスクールだと、その成果物を転職活動の際にポートフォリオとして使える場合があるので、そのあたりもチェックしておくといいと思います。
講師のレベルはどうか
プログラミンスクールの講師は現役バリバリのエンジニアもいれば、実務を経験していないアルバイト講師もいたります。
Pythonはシンプルで初心者でも習得しやすい言語である一方、人気で将来性が高いからこそ新しいライブラリも次々と出てきたり、非常に色々なことができる言語なので、実際に実務でPythonを扱っている現役のエンジニアに指導してもらった方がいいです。
Pythonが学べるおすすめのプログラミングスクール
Pythonが学べるおすすめのプログラミングスクールは以下の通り。
- TechAcademy
- Code Camp
- Aidemy Premium Plan
- 侍エンジニア
- TECH CAMP プログラミング教養
TechAcademy
TechAcademyには「Pythonコース」「AIコース」「データサイエンスコース」の3つのPython関連コースがあります。
Pythonコース
- Pythonの基礎を学べる
- 機械学習プログラムを開発できる
- 機械学習エンジニアを目指せる
Pythonコースは、Pythonの基礎構文を学び、機械学習の基礎を習得できるコースになります。
機械学習の中でも「教師あり学習」にフォーカスしているカリキュラムで、期間内に4つの機械学習プログラムを開発することで、実務で役立つスキルを身につけることができます。
AIコース
- 人工知能の理解が深まる
- 機械学習ライブラリを使えるようになる
- AIエンジニアを目指せる
AIコースは、人口知能開発に必要となる機械学習・ディープラーニングを習得できるコースです。
「Pandas」「scikit-learn」「Keras」「TensorFlow」など、Pythonの機械学習系のライブラリを使って実装を行えるようになります。
データサイエンスコース
- 統計学を基礎から学べる
- ライブラリを使ってデータ分析ができるようになる
- データサイエンティストを目指せる
データサイエンスコースはPythonを使って、統計学の基礎・データ分析の手法を習得できるコースです。
Pythonのライブラリ「Pandas」「NumPy」「scikit-learn」などを使ってプログラムの実装を行えるようになります。
AIコースではディープラーニングや評価分析を学べるのに対し、データサイエンスコースでは数学・統計学、統計モデルの構築を学ぶことができます。
違いについては以下の通り。
AIコース | データサイエンスコース | |
---|---|---|
プログラミング | ○ | ○ |
機械学習 | ○ | ○ |
ディープラーニング | ○ | × |
評価分析 | ○ | × |
数学・統計学 | × | ○ |
モデルの構築 | × | ○ |
Code Camp
- 面倒な単純作業を自動化させるプログラムを作れるようになる
- Webスクレイピングができるようになる
- オンラインのマンツーマンレッスン
- 講師は現役エンジニア
大手企業からベンチャー企業まで、300社以上の研修として導入実績があるプログラミングスクール「Code Camp」には、「Pythonデータサイエンスコース」があります。
データサイエンスには「データ収集」「データ加工」「モデル構築」の3つのフェーズがあるのですが、このコースでは一番最初の「データ収集」に力を入れたカリキュラムになっています。
そのため、Web上からデータを集めてきて、ExcelやCSVにまとめるというようなことができるようになるので、Webエンジニアになりたい方だけでなく、面倒な単純作業を自動で処理するプログラムを作って業務効率化したい人など、エンジニア以外の職種の業務でも役立つようなスキルが身につきます。
Aidemy Premium Plan
- Python特化型プログラミングスクール
- 未経験でも3ヶ月で実務で通用するAIスキルを習得できる
- 機械学習やAIアプリの開発などの最先端技術を学べる
Aidemyは日本最大のAI学習プラットフォームによる、Python特化型プログラミングスクールで、「AIアプリ開発講座」「データ分析講座」「自然言語処理講座」「AIマーケティング講座」の4つがあります。
AIアプリ開発講座
画像認識を利用した機械学習を用いたwebサービスを作れるようになる講座で、データ取得から機械学習アルゴリズム、Webアプリケーションの実装までの流れを学ぶことができます。
機械学習系のライブラリも使いますし、FlaskというPythonのフレームワークについても学べます。
データ分析講座
スクレイピングや機械学習、時系列解析等を学ぶ講座で、タイタニック号の乗客の生存率を予測する課題を行い、データ分析を習得できます。
自然言語処理講座
機械学習、ディープラーニング、自然言語処理を学べる講座で、応用の課題ではツイッターのデータから、会社の株価を予測するモデルを構築できるようになります。
AIマーケティング講座
AIプログラミングの実装スキル、データ・ドリブンなマーケティングなどのスキルを身につけられる講座です。
AIの開発ではなく、AIをどうやってマーケティングに活用していくのかという視点で学ぶので、AIを軸にビジネスに役立てたい方におすすめです。
侍エンジニア
- Pythonの基礎を学べる
- 人工知能を短期間で習得できる
- 機械学習処理・画像解析・ブロックチェーン習得に対応可能
マンツーマン専門のプログラミングスクール「侍エンジニア」には、「AIコース」があり、Pythonの基礎学習に加えて、チャットボットやスマートスピーカーなどをもとにAI(人工知能)について学ぶことができます。
TECH CAMP プログラミング教養
- Pythonの基本が学べる
- AIアプリの開発ができる
- 機械学習やスクレイピングが学べる
TECH CAMP プログラミング教養はPythonを使ってAIアプリの開発ができるコースがあります。
Pythonの基本的な知識に加え、データ収集・分析、ディープラーニングなど、Pythonに関するあらゆるスキルが身につけることができ、実際にゼロからオリジナルサービスの開発ができるまでを学習のゴールとしています。
その他のPythonが学べるプログラミングスクール
他にもPythonが学べるプログラミングスクールはたくさんあります。詳しい紹介はしませんが、参考にしてみてください。
まとめ
Pythonは今一番人気のプログラミング言語といっても過言ではないので、Pythonが学べるプログラミングスクールもたくさんあります。
単純作業を効率化したい人やプログラミング教養としてPythonを学びたい人、AIや機械学習といった将来性の高い分野を学びたい人をターゲットにしているプログラミングスクールが多いと感じました。
PythonにはFlaskやDjangoといったWeb開発のフレームワークもありますが、多くのスクールではWebサービスの開発をメインとしているコースではPHPやRubyを積極的に使っているように思います。
単純作業の効率化、データ収集・分析、AI開発などをしたい人はPythonを、webサービスの開発をしたい人はPHPかRubyも選択肢として検討してみてください。
記事で紹介したおすすめのプログラミングスクール
Web制作やWebサービスの開発がしたい人はPHPかRubyの方を検討してみてください。
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