台湾

台湾で縁結びの神様「月下老人」にお願いすれば良縁に恵まれるかも

台湾には縁結びのご利益があることで有名なパワースポットがあります。

そこに祀られている月下老人像に手を合わせれば、運命の人に巡り会えるのだとか。

実際、そこに訪れてお参りをした後に恋人ができた人や、結婚できたという人が多くいるそうで、徐々にこのパワースポットの噂が広まりました。

月下老人が祀られている縁結びのパワースポット「台北霞海城隍廟」

台湾で縁結びに効果があると知られるパワースポットは、台北の霞海城隍廟(かかいじょうこうびょう)。

なんか難しい漢字がいっぱい並んでいますが、廟(びょう)とは要するに神様を祀っている場所のことです。

迪化街
霞海城隍廟があるのは、漢方薬や乾物、衣服などの商店が立ち並ぶ迪化街(てきがかい)というエリア。

迪化街は古い建物が多く、ちょっと廃れた雰囲気かと思いきや、地元の人や観光客がけっこう多く、意外と活気があります。

お店も昔の商店という感じですが、古き趣があって嫌いじゃないです。

台北霞海城隍廟
迪化街を適当に歩いていると、霞海城隍廟に偶然たどり着きました。

台北霞海城隍廟
霞海城隍廟が建てられたのは1859年。このあたりでは最も古い廟だそうです。

縁結びに効果があるということで、参拝客は女性が多めですが、男性もちらほら。

カップルも多く、年齢層もばらばらです。

いろんな人が参拝しているという印象。まさに上の写真がそうですね。人が少なく見えますが中は参拝している人でいっぱいでした。

あと、観光のツアーで来られている団体客も多いです。特に日本人。
ここに訪れる外国人観光客で一番多いのは日本人だそうです。

日本人はこういうのに影響されやすいですね。

ここで運命的な出会いっていう程でナンパしたら成功しそう。(月下老人に見放されても僕は知りません。)

ここらで月下老人について少しご紹介。

月下老人は縁結びの神様!古くから伝わる月老伝説について

月下老人というのは縁結びの神様。
白く長いひげに赤い頬で微笑んでいて、右手には杖、左手には誰と誰が結婚するか書かれている婚姻簿を持っています。

男女に赤い糸を授けて、良き伴侶になるように手助けしているのだとか。

その月下老人にはある伝説があります。

どういう話かというと、

唐の時代、韋固(いご)という一人の青年が旅先で一人の老人と出会います。

その老人は月明かりの下、本を読んでいました。

老人には、誰と誰が結婚するのか全てわかるそうで、韋固はその老人にこう尋ねました。

「自分の結婚相手は誰か?」と。

すると老人は一人の女性の名前を答えました。

韋固はそんなわけがないと思っていましたが、その後、老人が教えてくれた女性と結婚した。というお話。

この老人が月下老人で、月老伝説として古くから伝わっています。

僕も旅が好きですが、このような老人にはまだ出会ったことがありませんね。
どこかで出会ったときは、自分の結婚相手を聞いてみようと思います。はい。

少し話がそれましたが、こういう言い伝えもあって、霞海城隍廟に祀られている月下老人像に手を合わせることで、赤い糸で結ばれた運命の相手と出会えるといわれるようになりました。

縁結びの神様「月下老人」に参拝!

霞海城隍廟に行って、どうお参りしていいのかわからない人もけっこういると思います。

僕もあんまりわからず周りの人を観察していたのですが、参拝方法が親切に書かれていたのでご紹介します。

台北霞海城隍廟の参拝方法

霞海城隍廟での参拝方法

1.「金紙」と線香3本を用意。
2.初めて参拝する人は、お供えセットを用意。
3.線香3本ともに火をつける。
4.天公に参拝して、天に向かって自己紹介(名前・年齢・住所)をしたあと、天公(天の神様)に願い事をする。
5.城隍爺[ご利益:無事息災:金運上昇]に参拝。
 月下老人[ご利益:縁結び]に参拝。自己紹介のあと、好きな人の名前とその人とどうなりたいかを伝え、お願いをする。好きな人がいない場合は、好きなタイプを伝え、お願いをする。
 ★願いが叶って結婚できたら、「喜餅」(花嫁のお菓子)を持って、お礼参りに来てください。

6.義勇公[ご利益:悪者を追い出す:旅の安全]に参拝。
7.城隍夫人[ご利益:夫婦円満:家庭円満]に参拝。
8.菩薩[ご利益:知恵を授かる:心の平和]に参拝。
9.天公炉に線香を立てる。
10.お菓子(喜餅)とお茶(平安茶)を召し上がる。
11.お供えセットの「船銭(船のお金)」、「紅絲線(赤い糸)」を香炉で時計回りに3回まわす。「船銭」、「紅絲線」はお守りとして、財布に入れて肌身離さず持っておく。
12.「金紙」を箱に入れる。

台北霞海城隍廟の参拝
せっかく来たので線香3本と金紙を購入。

火をつけるところがあるので、線香3本に火をつけます。

台北霞海城隍廟
線香がいっぱい立てられている天公炉の前で、天に向かって自己紹介し、中に入って色々な神様に順番に参拝していきます。

一通り参拝し終わって外に出てくると、この天公炉に線香を立てます。

台北霞海城隍廟
参拝方法にも書かれている通り、けっこうやることが多いので、自分はけっこう面倒くさがって色々飛ばしてしまいました。

だからなのか、ここを訪れて3ヶ月ほど経ちますが、まだ運命の人に出会えていません。

本当に縁結びに効果があるのか自分で証明できていませんが、多くの人の恋愛が成就しているということなので、「なかなか恋人ができない」「早く結婚したい」という人は月下老人にお願いをしに行きましょう。

もし本当にここで参拝したあとに良縁に恵まれたという経験をされた人がいれば、ぜひ教えてください。

また、霞海城隍廟には月下老人のほかにも、家庭円満の神様や旅の安全を司る神様も祀られているので、恋愛だけじゃなく、誰が行ってもご利益がありそうです。

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