チェコの首都プラハを流れるヴルタヴァ川。その川に架かるカレル橋にはたくさんの聖像があり、そのうちのひとつ、聖人ヤン・ネポムツキー像の台座のレリーフに触ると幸運が訪れると信じられています。
プラハ最古のカレル橋は観光客でいっぱい
カレル橋はプラハの東西を結んでおり、東の旧市街からプラハ城のある西側まで歩いて向かってるときに通りました。
この大きい門みたいな、橋塔をくぐればカレル橋です。
それにしても人が多い。
この橋塔も有名らしく、団体のツアー客が橋塔の手前でガイドさんの説明を聞いていました。
橋塔の上にも登れるみたいです。
この写真は橋塔をくぐって、しばらく歩いてから振り返って撮った写真ですが、とにかく観光客がいっぱいで、他にもおみやげを売っている露店商や大道芸をしてる人たちもいてとても賑わっていました。
ちなみにカレル橋は建築家ペトル・パトレーの設計で1402年に完成した、プラハで一番古い橋です。
幅は約10メートルほどで、長さは約500メートルと少し長いですが。賑わっていたためあっという間な感じがしました。
カレル橋にある聖人ヤン・ネポムツキー像
カレル橋の両側の欄干には15体ずつ、計30体の聖像があります。
十字架像とかキリスト像とかいろいろあるのですが、そのなかで観光客が集まっているのは聖人ヤン・ネポムツキーの像。
十字架と棕櫚(しゅろ)という植物の枝を持っていて、頭上に星が5つあるのが特徴です。
聖人ヤン・ネポムツキーは聖ヨハネとも呼ばれています。(聖人ヤン・ネポムツキーは覚えづらいので、以下、聖ヨハネ。)
ローマ・カトリック教会の聖人で司祭だった聖ヨハネは、王妃からの告解の内容を王様に言うことを拒んだために、拷問を受け処刑されたという説があるのですが、亡くなった後にこのカレル橋からヴルダヴァ川に落とされたのだとか。
聖ヨハネの墓はプラハ城内にある聖ヴィート大聖堂にあるそうです。
ちなみに、聖ヨハネの頭の上にある5つの星ですが、これにもいくつか諸説があって、聖人の遺体の場所を5つの星が示しているとか、キリストが負った5つの傷跡にちなんでいるとかいわれています。
正直あんまりよくわからないですが。
僕は、カレル橋から落とされたことによって頭を打ち、星が飛んだのではないかと思っています。
とりあえず頭上に星が5つあるのが聖ヨハネだと思っておきましょう。
さて、ここからが本題なのですが、聖ヨハネ像の台座にあるレリーフの一部だけ光っています。
この犬の部分ともう一箇所あるのですが、みんなが触っているから色が変わっています。
なんでみんなが触るのかというと、このレリーフに触ることで、幸運が訪れるという言い伝えがあるからです。
こんな感じでみんな触っては写真を撮っています。
願いは覚えてませんが、僕もちゃんとレリーフは触ってきました。
カレル橋からはプラハ城が見えていて、夜になると夜景の撮影スポットとしてもおすすめです。
プラハ城については、プラハ観光では外せない!世界で最も古くて大きいプラハ城で紹介しています。
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