サクレ・クール寺院はフランスやベルギーのフランス語圏地域にいくつかある教会堂のことで、最もよく知られているのはモンマルトルのサクレ・クール寺院。
単にサクレ・クール寺院というと、モンマルトルのサクレ・クール寺院を指すことが多いです。
サクレ・クール寺院への行き方
サクレ・クール寺院があるのはフランスの首都パリの北の方にあるモンマルトルの丘の頂上。
メトロ(地下鉄)の2番線Anvers駅か12番線Abbesses駅で降りて、少し歩いてモンマルトルの丘に向かいます。
サクレ・クール寺院はモンマルトルの丘の頂上にあるので、けっこう坂を登っていかなければなりません。
僕は歩きましたが、ケーブルカーもあって、片道メトロのチケット一枚分(200円ぐらい)で乗ることができます。
モンマルトルの丘について
モンマルトルの丘はパリで一番高い丘。そんな丘にあるサクレ・クール寺院の白亜の3つのドームはパリ市内のいたるところからよく見えるほど目立ちます。
他から見えるだけでなく、反対にパリ市内を見渡すことができる観光名所としても人気があり、デートスポットとしてもいい場所。
モンマルトルの治安はあまりよくない
モンマルトルの丘を中心とした界隈の治安はあまりよくないとされています。
僕が行ったときは天気が曇りということもあってか、どこか街がどんよりとした雰囲気でしたが、昼だとそんなに危険そうな感じはしませんでした。
サクレ・クール寺院は夜もライトアップされて綺麗だそうですが、夜に行くときは十分気をつけた方がいいかもしれませんね。
モンマルトルにはミサンガ売りが多い
サクレ・クール寺院が建つ頂上に向かって階段を上がっていると、ミサンガ売りがたくさんいました。
ミサンガ売りというのは、観光地でよくいるミサンガを勝手に腕に巻きつけてきてお金を請求してくる人たちのこと。
僕も何度かこのミサンガ売りに遭遇し、イタリアのローマに行った時にはミサンガ売りの口車に乗ってみたりもしましたが、ミサンガ売りの人たちはかなり手慣れているという印象でした。
無視して歩いていれば大丈夫だとは思いますが、なかにはかなりしつこい人もいるので気をつけてください。
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モンマルトルのサクレ・クール寺院
モンマルトルのサクレ・クール寺院はロマネスク様式・ビザンティン様式のバジリカ聖堂。
ちなみにサクレ・クール寺院 (Basilique du Sacré-Cœur)は「聖なる心臓」という意味があります。
見た目の特徴としては、建物全体が白いということ。晴れて太陽が当たるともっと真っ白に見えるとは思うんですが。
あと3つのドームが丸くて可愛い。
サクレクール寺院の歴史
サクレ・クール寺院の建設がはじまったのは1877年。
普仏戦争やパリ・コミューンで亡くなったフランス市民のためというのが建造理由だとか。
ちなみにパリ・コミューンというのは、普仏戦争敗北後のパリで樹立された労働者階級を主とした民衆による世界で初めての社会主義政権のこと。
「血の一週間」といわれる政府との戦いでパリ・コミューンは崩壊するのですが、多くの犠牲者が出ました。
そういった方たちのために建てられることになったサクレ・クール寺院ですが、建設には40年もの歳月を要し、結局完成したのは1914年。
礼拝のために一般開放されたのは第一次世界大戦後の1919年のことでした。
サクレクール寺院の入場料
サクレ・クール寺院の聖堂内部は無料ですが、天井ドームに入るのは有料となっています。
毎日6:00〜22:30まで開いていますが、天井ドームの見学は時間が違うかったりするので調べて行った方が良さそうです。
画像でしか見たことないですが、夜のサクレ・クール寺院も綺麗でおすすめです。
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