龍山寺は台北で最も古い歴史のあるお寺で人気のパワースポット

台北で最も古く歴史のある龍山寺。

ご利益があるパワースポットとしても知られる龍山寺は観光客にも人気です。

僕も台北に朝早く着いて一番最初に龍山寺に行きましたが、朝でも多くの人がいました。

龍山寺の参拝はわずか10分

龍山寺に行ったのがたしか朝の8時前ぐらい。地下鉄の駅からすぐでした。

すごい装飾。

朝だということもあり観光客よりも地元の人たちがお参りされていました。

みんな並んで何か読んでいるなか僕だけ写真撮りながらうろうろしていたので参拝しづらかったです。

あまり龍山寺のことを調べていなくて前知識もなかったので、どういう風に参拝したらいいのかわからず、龍山寺にいたのはたったの10分ほどでした。

これから龍山寺に行く人が僕みたいにならないために、龍山寺について調べてみました。

龍山寺は中国福建省晋江県安海の龍山寺を分霊したもので、移民によって1738年に建てられました。

当時疫病とかも流行っていて亡くなる人も多かったため、移民にとっての心の拠り所でもあったそうです。

台風や地震、第二次世界大戦などによって何度か損傷していますが、その都度修復されて、現在は中正記念堂や故宮博物館、台北101と同じく台北市内の人気観光スポットのひとつです。

龍山寺は右手の入り口「龍門」から境内に入って参拝し、左手にある入り口「虎門」から帰ります。

龍山寺の特徴は様々な神様が祀られているということ。

本尊は仏教で観世音菩薩が祀られていますが、他にも道教や儒教など様々な宗教が混同しています。

そして祀られている神様は大小合わせて100以上だとか。

中央に本殿があり、それを囲うように様々な神様が祀られています。線香を7本購入して順番に香炉をまわりながらそれぞれの神様に参拝していきます。

学問の神様・安産の神様・商業の神様・良縁の神様などなど、色々な神様に一度にお参りできるという贅沢さ。

欲張りすぎてご利益があるのか疑ってしまいます。

なかでも観光客、特に女性に人気があるのが良縁の神様である「月下老人」へのお参りじゃないでしょうか。

月下老人にお参りして赤い糸をもらうと良縁に恵まれると言われています。

霞海城隍廟（かかいじょうこうびょう）というちょっと読み方が難しいですが、ここも台北市内にある縁結びに効果のあるパワースポットで、月下老人にお参りできます。

僕は龍山寺で参拝しなかった分、ここで参拝をしてきました。

龍山寺に行ったときに気になったのが、なにやら赤い三日月の形をした木を地面に何度も落としたり拾ったりしている人が多かったこと。

後になって調べてみるとこれも参拝に関係しているのだとか。

これはポエ占いといわれるもので、自分の行こうとしている方向が正しいのかどうかを占い、おみくじを受け取っていいかどうかを試します。

まず氏名・住所・生年月日を述べてからお願いごとをします。

そして対となった赤い三日月の形をした木を2つ自分の足元に落として、表と裏が出たら神様の承諾を得られたということで、おみくじを受け取ってもいいよということ。

もし表・表か裏・裏という組み合わせだったら、3回までならやり直しができますが、3回やっても表・裏が出なかったら神様が今はその時でないとおっしゃっているということでおみくじを受け取ることができません。

龍山寺にはお守りもたくさん販売されていて、お土産に人気があります。

神仏習合している龍山寺。神とか仏とかにこだわらずになんでも祀る台湾の宗教観がよく現れています。

今も昔も多くの人の信仰場所として、台北市民や観光客に人気がある龍山寺に行ったら色々な神様にお参りしましょう。

受験の合格祈願をするのもよし、商売繁盛を願うのもよし、恋愛成就のために赤い糸をもらうのもよしです。

龍山寺の独特な装飾も見所のひとつですし、参拝したりおみくじ引いたりしていると僕みたいに10分ぐらいしか滞在しないということはなさそう。

また龍山寺周辺には有名な胡桃餅のお店があるなど、グルメも楽しめます。