一眼レフカメラを使っていると、色々なレンズを試してみたくなると思いますが、比較的安価で写りの良い単焦点レンズもおすすめです。
単焦点レンズについては『単焦点レンズを使えば写真がもっと楽しくなる!その特徴や使い方とは』の記事で書いていますが、簡単に言うと、ズームができないレンズです。
単焦点レンズを使うことで、背景をぼかした写真が撮れたり、明るい写真が撮ることができるんです。
この記事では、僕が使用しているCanon(キャノン)の単焦点レンズ「EF50mm F1.8 STM」について書きたいと思います。
きれいなボケが楽しめる標準単焦点レンズ
キャノンのEF50mm F1.8 STMは、きれいなボケた写真を楽しめる、軽くてコンパクトで安い、コスパ抜群の標準単焦点レンズです。
標準というのは、50mmという画角が人間の視野の画角に近いからだともいわれています。
EF50mm F1.8 STMはキャノンの標準単焦点レンズの3代目ともいえるレンズ。
EF50mm F1.8やEF50mm F1.8 Ⅱという、旧型のレンズがさらにレベルアップしたレンズとなっています。
特にEF50mm F1.8 Ⅱは1990年に発売された単焦点レンズなのですが、とても人気がありました。
安くてもキレイに撮れるこの単焦点レンズを使いはじめると、どんどんレンズの魅力に惹かれて他のレンズも買ってしまうということで、「撒き餌レンズ」ともいわれています。
撒き餌レンズとは、なかなかおもしろい表現ですね。
旧型のEF50mm F1.8 Ⅱから25年も経った2015年に、EF50mm F1.8 STMがリニューアルモデルとして発売されたんですが、当然旧型とは違う点がいくつかあります。
EF50mm F1.8 Ⅱとの違い
僕は旧型のEF50mm F1.8 Ⅱを実際使ったことはないのですが、そのときの仕様となにが変わったのか比べながら、EF50mm F1.8 STMの特徴について説明したいと思います。
絞り羽根が7枚になった
まず、絞りが5枚羽根から円形絞りの7枚になりました。
これはEF50mm F1.8 STMの大きな特徴のひとつ。この絞り羽根によって背景を円形で美しくぼかすことができ、被写体をより際立たせるといった撮影表現が可能となりました。
静かでなめらかなピント合わせ
オートフォーカスでピントを合わせるときはレンズの先端部分(AF機構)が動くのですが、STM(ステッピングモーター)というのを採用していることで、静かでなめらかなピント合わせができるようになりました。
最短撮影距離が35cm
以前のレンズは最短撮影距離が45cmだったのに対して、EF50mm F1.8 STMは最短撮影距離が10cmも短い35cmになりました。
最短撮影距離は、もっとも被写体に近づける距離のことです。10cmも短縮されたのは大きいですよね。
被写体との距離が近くてもピントが合うというのは本当にありがたいです。
質量は160gで少し重くなった
EF50mm F1.8 STMの重さは160g。
これでも十分軽量で、持ち運びには便利なのですが、旧型のEF50mm F1.8 Ⅱは130gだったそうなので、それと比べると少し重くなりました。
なのでEF50mm F1.8 Ⅱを使っていた人が新しくEF50mm F1.8 STMを使うと、重く感じるかもしれませんね。
マウントは金属製
外観の違いで言うと、マウントが金属製になりました。
以前はプラスチックだったそうです。
金属製の方がちょっと高級感があるように思います。
EF50mm F1.8 STMで撮った写真
EF50mm F1.8 STMで撮った写真を何枚か紹介します。
アジサイです。
家の庭にいた青虫。
1枚目と同じく、アジサイです。
東京で食べたビルズのパンケーキです。
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まだまだ撮影技術が未熟ですが、単焦点レンズは良い練習になります。
EF50mm F1.8 STMの仕様
EF50mm F1.8 STMの仕様についても載せておきます。
画角(水平・垂直・対角線) | 40°・27°・46° |
---|---|
レンズ構成 | 5群 6枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離 | 0.35m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
フィルター径 | 49mm |
最大径×長さ | 69.2mm×39.3mm |
質量 | 約160g |
参照:キャノン公式サイト 『EF50mm F1.8 STM 仕様』
EF50mm F1.8 STMはたしか15000円ほどで買えました。他のレンズに比べるとかなり安いので、初心者のキャノンユーザーには特におすすめです。
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