マーケティング

Webマーケティングが成果につながらないたった一つの理由

SEO・リスティング広告・SNS広告・メールマガジン・ブログなど、法人に限らず個人でも色々Webマーケティングを行っている人も多いと思いますが、ちゃんと成果につながっていますか?

もしWebマーケティングをしていてもなかなか成果が上がっていないのであれば、なぜ成果が上がっていないのか考える必要がありますが、原因として考えられる一番大きな理由は「戦略」がないということ。

なぜあなたのウェブには戦略がないのか?』という本では、戦略がないというのは、選ばれる理由がないことだと説いています。

選ばれる理由とは

選ばれる理由とはつまりお客さんがあなたの商品やサービスに感じる価値のこと。

他の同じような商品とサービスとはどこが違うのか、そしてその価値を正しく伝えられているか、お客さんに選ばれる理由を明確にして伝えることこそ、Webマーケティングにおける戦略です。

選ばれる理由のある、価値ある商品やサービスは消費者(お客さん)たちによって自然と拡散されたり、メディアにも知られるようになってどんどん広まっていくはずです。

要するに、選ばれる理由(他の商品やサービスにはない価値)さえあれば、Webマーケティングはうまくいきます。

情報社会だからこそ選ばれる理由が必要

選ばれる理由をつくるというのは、ビジネスにおいてはとても重要なことですが、インターネットが普及している現代のような情報社会だからこそ、より必要性が増しています。

たとえば、昔は髪を切ろうかなと思ったときに近くの美容院に行っていたかもしれません。

それは他の美容院のこともあまり知らないし、遠くまでわざわざ行って微妙だったら損した気分になるから、近いという理由で美容院を選んでいたのかも。でも今はインターネットで調べたら美容院がたくさん出てきますし、口コミも見て参考にできます。

近さや安さより、ちょっと遠くても人気のある良い美容院だなと思ったらそこに行く人もいるかと思います。

昔は近いという理由だけで、美容院の近くに住んでいるお客さんが来ていたかもしれませんが、もしかしたら今はお客さんが全然来なくなったお店もあるかもしれません。

それはお客さんに選ばれる理由が希薄になっているからです。近いというだけでは選んでもらえないんです。

インターネットが普及する前は、お客さんも情報を手に入れる手段が限られていましたし、マスメディアを通して情報を発信できる大手企業が競争においては有利でした。

インターネットの普及によって大企業じゃなくても認知してもらえるチャンスができ、競争に参加できるようになりました。

ですがお客さん自身も情報発信できるようになったんです。

自分でサイトをつくることもできますし、ブログもできますし、SNSでいろんな情報を発信することができます。

この時代の流れによって、今ではお客さんは他のお客さんの発信する情報なども参考するようになったので、「◯◯の美容院の評判はどうか」、「◯◯のお店の味はどうか」など、たくさんの情報を得られるようになりました。

また、インターネットで「◯◯ 比較」とか「◯◯ おすすめ」と検索したら、比較サイトや商品・サービスをリスト形式で並べたサイトもたくさん出てきます。

その数多い商品やサービスの中でお客さんに選んでもらうためには、商品・サービスの差別化や付加価値をつけるなど、選ばれる理由が必要というわけです。

選ばれる理由をつくる方法

選ばれる理由とはつまり他の商品やサービスにはない価値のことだと言いました。

その価値をつくるために必要なのは、お客さんや競合のことを知ることです。

そもそもお客さんがどんな価値を求めているのか、どんな商品・サービスを購入していて、実際に使用して満足しているかどうかなど、お客さんのことを知るということはとても大切です。

お客さんが求めていない価値をつけたところで意味がないからです。

また、自社と同じような商品・サービスを扱う競合他社のことも調査・分析する必要があります。

選ばれる理由は、「うちの商品はここが違う!」というような差別化をアピールすることだからです。

競合他社はどんな商品をどのように販売しているのか、どんなお客さんをターゲットにしているのかなどを調べることももちろん大切ですが、実店舗があれば実際にお店に足を運ぶなど、店員さんやお客さんを観察したり、商品・サービスを使ってみることも必要かと思います。

Webマーケティングとはいえ、インターネット上だけで全て完結するわけではありません。

リアルの状況を知ることが、最終的にWebマーケティングの成果にもつながります。

Webマーケティングをある程度続けているのに、思うように成果が上がっていないのであれば、もう一度Webマーケティングの戦略があるか、選ばれる理由があるか考えてみてはいかがでしょうか。

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