ドイツの歴史を語る上で欠かすことのできないベルリンの壁。
そのベルリンの壁の一部は、ドイツの首都ベルリンのイーストサイドギャラリーにて、アートとして残されています。
イーストサイドギャラリーは1.3kmもあるオープンな壁画ギャラリーで、ベルリンの壁が崩壊した後、世界中のアーティスト達によって描かれたアート作品を見ることができます。
これらのアート作品は自由や希望、平和の祈りがテーマに描かれていたり、冷戦時の政治的メッセージを伝える絵が描かれています。
100以上あるアート作品の中でも一番有名な作品がこちらです。
「兄弟キス」や「独裁者のキス」と言われるこの絵は、旧東ドイツの書記長エーリッギ・ホーネッカーと旧ソ連の書記長レオニード・ブレジネフがキスする様子を描いています。
これは第二次世界大戦後、ソ連と東ドイツの密接な関係性を皮肉に表現しています。
こちらのカラフルな絵も有名な作品です。
富士山が描かれた日本を表現している作品もありました。
このイーストサイドギャラリーは1.3㎞しかないですが、当時はベルリンの西側を囲むように155㎞にもわたって壁がありました。
一夜にして築かれたこの壁によって、多くの人が家族や友達と会えなくなり、東から西へ逃亡を試みた多くの人たちが命を落としたと思うと、とても考えさせられます。
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