マーケティング

検索結果は人によって違う?パーソナライズとローカライズについて

Googleなどで気になったことを検索すると思いますが、検索結果は誰でも同じというわけではなく、人によって違うかったりします。

これは、グーグルが検索キーワードに対して最適な検索結果を表示させることを検索エンジンとしての役割だとしていて、同じ言葉で調べていても人によって、求めていることは違うのではないかと考えているからです。

異なる検索結果を表示させる機能として、パーソナライズとローカライズという2つの検索機能があります。

パーソナライズ検索とは

パーソナライズ検索は同じキーワードで検索しても、人によって違う検索結果を表示させている機能です。

その人が過去に検索したキーワードやよく訪問するサイトの履歴、ユーザーの所在地、ソーシャルネットワーク上での他の人との関係性など様々な情報を元に、その人に一番適しているであろうサイトを検索結果の上位に表示させているんです。

パーソナライズ検索の機能は、一般ユーザーにとっては求めている情報に早くたどり着ける可能性が高くなるので便利なのですが、自社のサイトや自分のブログのSEO対策を行う上では、少し気をつけておきたい機能です。

自分が運営しているサイトやブログは当然頻繁に見ているわけで、自分が検索すると上位に表示されるかもしれないんですが、他の人が検索するとそれほど上位表示されていないということもあるかもしれないからです。

実際、自分が検索したときは1ページ目に表示されていたのに、電話で他の人に「◯◯って検索してみたら1ページ目にうちのサイトが出ていませんか?」と聞いたら、その人の環境では1ページ目に表示されていないということがありました。

正確な順位を確認するには、順位チェックのツールを使ったり、シークレットモードで検索したり、パーソナライズド検索を無効にして検索するといいかと思います。

順位検索などで調べてみると、順位検索ができるツールが色々ありますし、継続的に日々の順位を追いかけたいなら有名な順位チェックツールの「GRC」などがおすすめです。

シークレットモード
シークレットモードは、グーグルの場合だと、メニューバーから簡単に開くことができます。

シークレットモード
こんな画面が出てきます。

また、検索結果のURLの末尾に「&pwe=0」というパラメーターを付与して検索すると、パーソナライズ検索が無効になります。

ローカライズ検索とは

パーソナライズ検索ともう一つ、ローカライズ検索というものがあります。

ローカライズ検索は人を焦点にあてているのではなく、検索する場所によって違う検索結果を表示させるという機能です。

検索している人がどこで検索しているかを判断して、その場所に一番適しているであろうサイトを検索結果の上位に表示させています。

たとえば、大阪にいるときに居酒屋と検索したとすると、おそらくユーザーは大阪の居酒屋を探している可能性が高いはずなので、大阪の居酒屋にマッチしているサイトを上位表示させるということ。

大阪で居酒屋と検索したときに、東京の居酒屋を紹介するサイトが出てもクリックされる確率も少ないからです。

もちろん「大阪 居酒屋」と検索すればいいだけの話なんですが、「居酒屋」と検索するだけで近くの居酒屋を紹介しているようなサイトがすぐに出てきたら便利です。

ローカライズ検索の対象となるのは、例に挙げた居酒屋をはじめ、レストラン・カフェ・バー・病院・映画館・水族館など、地域の依存性が高いキーワードです。

逆に地域性の低いキーワードであれば、どこで検索してもそれほど検索結果が変わらないこともあります。

普段何気なく検索機能を使っているとあまり気になりませんが、日々検索機能も向上しているんです。

全員同じ検索結果を見ているとは限らず、こういったパーソナライズ検索やローカライズ検索という機能によって、人それぞれ違う検索結果を見ています。

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