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検索クエリの種類!検索意図によって分類される3つのタイプ

ユーザーが検索するときに打ち込む言葉を「検索クエリ」といいます。

たとえば、「ダイエット 方法」とか、「痩せる方法」というような検索ワード。

これらはつまりユーザーのニーズそのもので、検索クエリの意図を理解することが、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを作る上で欠かせません。

そんな検索クエリはユーザーの検索意図によって3種類に分類されます。

  • インフォメーショナルクエリ・・・情報収集をするための検索
  • トランザクショナルクエリ・・・購入や申し込みのための検索
  • ナビゲーショナルクエリ・・・特定のWebサイトを見るための検索

インフォメーショナルクエリ

インフォメーショナルクエリとは、何か情報や知識を求めているという検索意図で使われるクエリのこと。

たとえば、最初に挙げた例の、「ダイエット 方法」とか、「痩せる方法」がまさにインフォメーショナルクエリで、ダイエットの方法や痩せる方法にはどのようなものがあるか知りたいという検索意図がこの検索ワードには込められています。

インフォメーショナルクエリは、買いたいという欲求がある人よりも知りたいという欲求のある人が検索するものなので、すぐに利益にはつながりにくいものですが、ユーザーが知りたいと思っている情報や知識を提供することで、信頼関係を築きやすいです。

また、自社商品の認知につなげるためにも、ユーザーに役立つコンテンツを提供することはとても大切なことです。

トランザクショナルクエリ

トランザクショナルクエリは、情報や知識を求めるインフォメーショナルクエリよりも買いたいという意図が強いときに使われるクエリのこと。

商品を買ったり、サービスに申し込んだりするなど、何かしら具体的な行動につながる可能性が高いのがトランザクショナルクエリの特徴です。

たとえば、さっきのダイエットの例をもう一度使うと、「ダイエットの方法を調べていたら運動とか食事制限とか色々な方法があることがわかり、運動する時間はあまりないからダイエットのサプリを飲むことにしよう」という人がいたとして、そういう人はおそらく次に「ダイエット サプリ」と検索する可能性が高いと思われます。

これがトランザクショナルクエリです。

すでにダイエット方法についてある程度情報を持っていて、ダイエットのサプリメントを買いたいという意図で検索するユーザーは購買行動につながりやすいのです。

言わばトランザクショナルクエリはインフォメーショナルクエリの次の段階といえます。

コンバージョン(商品を買ったり・サービスに申し込むこと)されやすいのでリスティング広告向きでもありますが、SEO対策を行うのにも価値があるクエリです。

ナビゲーショナルクエリ

最後にナビゲーショナルクエリですが、これはブランド名や企業名、サイト名などで検索するといった、特定のWebサイトを探す目的で使われるクエリです。

たとえば僕はネットで買い物をするとき、よく「楽天市場」とか「Amazon」と検索します。

これはすでに楽天市場やAmazonがオンラインショッピングのサイトであることを知っていて、とりあえずサイトに移動してから、そのサイト内で欲しいと思っている商品名などを検索するからです。

ダイエットの例の続きで考えると、「ダイエット サプリ」はトランザクショナルクエリだと言いました。

もしユーザーがダイエットのサプリメントの種類にも詳しかったとします。

脂肪燃焼を促進させる「シボヘール」というサプリメントがあるんですけど、ユーザーが「シボヘール」と検索した場合、これはすでに商品名を知っていて検索しているので、これはナビゲーショナルクエリということになります。

ナビゲーショナルクエリとはつまり、すでに商品名やサービス名、ブランド名などを認知されている段階で使われる検索クエリなので、すでに興味を持ってもらっている、あるいはすでにファンの可能性が高いということ。当然コンバージョン率も高くなります。

インフォメーショナルクエリやトランザクショナルクエリの対策をして、商品名やサービス名、ブランド名などを覚えてもらい、ナビゲーショナルクエリでの検索が増えれば理想的です。

検索クエリの種類まとめ

検索クエリは基本的にインフォメーショナルクエリ・トランザクショナルクエリ・ナビゲーショナルクエリの3種類のいずれかに分類されます。

ユーザーは情報を知りたいのか、それとも何かの商品を買いたいと思っているのか。

検索クエリにはユーザーのニーズが隠れていて、それを理解することが検索意図にマッチしたコンテンツを作る上で大切です。

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