写真の基礎知識

レンズフードを一眼レフカメラにつけるべき理由とその効果とは

カメラにはレンズフードというものがあります。

カメラのレンズに取り付けるアクセサリーのひとつなのですが、見た目がちょっとかっこよくなるだけでなくて、ちゃんとした役割もあるんです。

カメラ初心者の人だとあまりつけていない人が多いような気がするんですけど、レンズフードをつけるべき理由を知っておいてほしいと思います。

強い日差しを遮る

まず大きな役割としては、レンズに入る太陽の強い光を遮ることです。

強い日差しが入るとどうなるかというと、「フレア」や「ゴースト」といった現象が起きてしまいます。

フレアというのは写真が白くぼやけるような現象で、ゴーストというのは白い光の玉が映ってしまう現象のこと。

この現象をうまく利用していい感じの写真を撮る人もいますが、初心者のうちは基本的にこういった現象が起きないように気をつけた方がいいと思います。

レンズフードをつけたからといって、急にきれいな写真が撮れるようになるわけではないですが、ないよりあった方がマシですし、撮影状況によっては、画質に大きな差がでることもあります。

レンズを傷や汚れから守る

レンズフードのもうひとつの大きな役割はレンズを守ること。

大きな一眼レフカメラを肩や首からぶら下げていると、なにかとぶつけることって多いんです。(僕だけかもしれないですが)

そういうときにレンズフードをつけていれば、レンズに傷がついてしまうのを防ぐことができますし、汚れもレンズ自体に付着しづらくなります。

レンズフードを数日つけていると、レンズフードに案外傷がついていることに気がつきます。

それだけレンズにも傷がつく可能性があったのだと実感しました。

また、レンズに手が触れてしまうことも減るので、指紋がつきにくいというのもあるかと思います。

レンズフードをつけた方がかっこいい

最後は見た目。

レンズフードをつけていないカメラ
これはレンズフードをつけていない場合。

レンズフードをつけているカメラ
こちらがレンズフードをつけた場合。

レンズフードをつけている方がおしゃれでかっこよく見えませんか?

僕は一人でタイとカンボジアに行ったときに出会った人がレンズフードをつけたカメラを持っているのを見て、すげーかっこいいと思って、買うことにしたんですよね。

日差しを遮ったり、汚れや傷がつくのを防ぐ役割があるということは、後になって知りました。

しかもちょっと写真撮るの上手そうな雰囲気を出せます。

見た目も大事ですよ。

逆さに取り付けたレンズフード
レンズフードをつけるとちょっとかさばるのではと思っているかもしれませんが、逆さまにもつけられるので、収納時なんかもあまり邪魔になりません。

レンズフードの形状

レンズフードの形状はいくつかあります。

多いのは花形。

花形のレンズフード
僕が使っているキャノンの「EW-73B」というレンズフードもこの形なんですが、フードの四隅に曲線状の切り込みが入ったタイプで、花びらみたいな形をしています。

円筒型のレンズフード
あともうひとつ代表的なのは円筒型のレンズフード。よく望遠レンズに使われていることが多く、こちらは切り込みが入っていないシンプルな筒型です。

他にも特殊な形をしたレンズフードなどもあります。

まとめ

レンズフードはフレアやゴーストが起きないように画角外の不要な光を遮ったり、衝撃や汚れからレンズを守ったりする役割があります。

そう思うとないよりあった方がいいですよね。

2千円〜3千円ほどで買えますが、レンズフードはレンズに合ったものを買うようにしてください。

フィルター径や焦点距離によって色々な種類があり、合っていないものをつけると、「ケラレ」といって、レンズフードが映り込んで周囲が黒くなる現象が起きてしまいます。

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