カンボジアといえばアンコールワットですが、アンコールワットから直線距離で東に40㎞ほどの森の中にあるベンメリア遺跡も人気を集めています。
森の中に佇む、瓦礫と木々に埋もれた遺跡が、ジブリの人気アニメーション映画「天空の城ラピュタ」っぽいということで、モデルになった場所ではないかと噂をされています。
※公式でそのような説明がされているわけではないので、ラピュタのモデルになっているか事実はわかりません。
ベンメリア遺跡への行き方
アンコールワットのあるシェムリアップで泊まった日本人宿でプレアヴィヒア寺院とベンメリア遺跡に行きたい人を募り、数名で車をチャーターしました。
プレアヴィヒア寺院というのは、カンボジアとタイとの国境にある寺院のこと。
山の上に建てられていて、プレアヴィヒア寺院こそ天空の城を思わせるような感じです。あと、景色がすごいよかった。
詳しくは下の記事をご覧ください。
『プレアヴィヒア寺院からの絶景が圧巻!カンボジアとタイの国境にある天空の遺跡』
プレアヴィヒアまでは3,4時間もかかりましたが、ベンメリア遺跡はシェムリアップへ帰る方向にあり、プレアヴィヒア寺院を見た後にベンメリア遺跡に行きました。
他の人のブログやサイト情報だと、シェムリアップからベンメリア遺跡までは1時間半ぐらいかかるそうです。
僕みたいに宿で行きたい人を集めて車を手配してもらって行く方法以外には、ツアーに申し込むかトゥクトゥクのドライバーに交渉して行く方法があります。
トゥクトゥクはバイクの後ろに座席のある荷台をつけただけのもので、街乗りで使う分には安くて便利ですが、整備されていない道があったりするので、1時間も2時間も走るときに乗るのはけっこう疲れると思います。
ベンメリア遺跡近くの道はけっこう整備されていましたが、個人的にはシェムリアップからベンメリアまでは車の方がいいかなと。
ただトゥクトゥクは4人ぐらい乗れて、ドライバーと交渉すれば一人当たりの値段が一番安く行ける方法ではあります。
ベンメリア遺跡は森の中にあり、道に出ても周辺にはちょっとした食べ物屋さんがあるぐらいでした。
道の脇に車を停めて、森の中へ入っていきます。
ベンメリア遺跡を探索
ベンメリア遺跡はアンコールワット同様、世界遺産でもある「アンコール遺跡群」のひとつ。
建てられたのは11世紀末から12世紀初頭だと推測されています。
アンコールワットを建てる前のモデルとして建てられたのでは?といわれたりしていますが、実際アンコールワットと似ている点がけっこう多いらしく、東のアンコールワットともいわれています。
ベンメリア遺跡が発見された後も内乱とかがあってその間ずっと放置されていました。
原型をとどめていないほど崩壊が激しく、まだベンメリア遺跡の全部が解明されているわけではないですが、アンコールワットよりも規模の大きい巨大寺院だったのではないかなと。
ラピュタの空中都市が地上に落ちてきたんですかね。
滅びの呪文バルスで崩壊したがれきの山。
ラピュタのロボットでてこないかな。
地面に無造作に置かれた彫刻もありました。
こちらはナーガの彫刻。ナーガというのはインド神話にでてくる蛇神です。
ベンメリア遺跡の周りを探索して、
中の方へ入っていきます。
探検しているみたいで楽しい。
今でこそ観光地として遺跡内を見て回るコースは整備されていますが、ほとんどは修復されずに残っています。
コースはちゃんと階段などもあります。
ベンメリア遺跡に限ったことではないですが、カンボジアで見る遺跡は自然に伸びた木々が遺跡に絡みあっています。
植物を成長させるのも飛行石の力か。
これぐらい崩れているとどこの部分がどういうものだったのかというのが全然わからないので、ガイドをつけてもいいかなぁと思いました。
あとコースがよくわからず適当に見て回っていたので、ちょっとした地図ぐらいはあった方がよかったかも。
ラピュタのモデルになったというのが嘘の情報だったとしても、ベンメリア遺跡に来ると、どこかラピュタを思い出してしまいました。
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