クロアチア

コンセプトは失恋!クロアチアの「失恋博物館」がおもしろい

恋人とのお別れって辛い思い出ですよね。

できれば思い出したくないけど、なかなか気持ちの整理がつかなかったり。

思い出の品を捨てれないまま、残していたり。

そんな悲しい思い出の詰まった物を展示しているユニークな博物館がクロアチアの首都ザグレブにあります。

その名も「失恋博物館」(Museum of Broken Relationships)

失恋にまつわる思い出の品が世界中から集められた

失恋博物館の入り口

ここには世界中の人たちから寄付された、失恋にまつわる品々とエピソードが展示されています。

現在はクロアチアにありますが、かつては世界各国を巡回して展示を行っていました。

その際に多くの品物が集められたのかもしれません。

パリでは100点以上も寄付されたというから驚きです。

日本語では失恋博物館と訳されていますが、英語を直訳すれば壊れた関係の博物館という意味になります。

関係が壊れるのは恋人との間だけではありません。

もちろん失恋に関する品々が多いですが、家族とのお別れエピソードにまつわる物も展示されていました。

実はこの博物館、最も革新的なミュージアムとして2011年にヨーロッパ博物館アワード(European Museum of the Year Awards)で「Kenneth Hudson Award」という賞を受賞しています。

失恋博物館に展示されている物

失恋博物館に実際にどのような物が展示されていたのか紹介します。

失恋博物館の展示品,ヒール
彼氏に振られたときに履いていたヒール。

失恋博物館の展示品,ぬいぐるみ
プレゼントしてもらったぬいぐるみ。

失恋博物館の展示品,スヌーピーのぬいぐるみ
スヌーピー。

失恋博物館の展示品,スポーツ用品
スポーツ用品など。

思い出の品に凶器!?

この博物館で一番びっくりしたのがこちら。

失恋博物館の展示品,斧
斧です。なぜ斧。

まさか殺してはいないよね?思わず怖い想像をしてしまいます。

博物館に展示されている物といっしょに、その展示物のエピソードも書かれているのですが、この斧にもこんな切ない失恋エピソードが。。

あるとき3週間の出張を終えて自宅に戻ると、同居していた彼女に新しい恋人ができていたそうです。

彼女は家を出るのですが、彼氏の怒りはおさまらず、斧で彼女の置いていた家具を粉砕したそうです。

そのときの斧がここに展示されている物です。

なんともすごいエピソードですね。

他にもウエディングドレスや時計など、本当にたくさんの物がおもしろく切ないエピソードとともに展示されていました。

ぜひみなさんの思い出の品も寄付してみませんか?

最初に説明しましたが、この博物館の展示物はすべて、世界中の人たちから寄付されたものです。

なのでみなさんの失恋の思い出の品も日本から送れます。

送り方は簡単。

失恋博物館ホームページ
失恋博物館のホームページで、上のメニューにあるJoinのSEND YOUR EXHIBITをクリック。

あとは必要事項を英語で書いてプリントアウト。そこにサインして思い出の品といっしょに送るだけです。

次行く機会があれば日本人の品があることを期待しておきます。

お別れは新しいスタートと考えよう

小さい博物館ですが、つい夢中になってエピソードを読みながら見て回っていました。

そのとき思ったのは、切ない話だけでなく意外と前向きで明るい話も多かったこと。

たしかに大切な人とのお別れは悲しいですが、時間が経って、「あぁ、こんなこともあったなぁと。」懐かしめる日が来るはずです。

失恋博物館に展示されている物やエピソードのように、思い出の物と自分の気持ちに整理をつけて新しいスタートを切りましょう。

失恋博物館
住所:Ćirilometodska 2, 10000, Zagreb
料金:25クーナ(500円ぐらい)
時間:【6/1~9/30】9:00~22:30(最終入場22:30まで)【10/1~3/31】9:00~21:00(最終入場20:30まで)
休業日:クリスマス、元旦、イースターなど
※2017年7月現在

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