1924年に第一回冬季オリンピック、シャモニーオリンピックが開催されました。
その開催地となったシャモニーの名前を聞いたことがない人が多いかもしれませんが、モンブランと聞くと知っている人も多いのではないでしょうか。
ケーキのモンブランではないですよ。山のモンブラン。
フランスとイタリアの国境にあるヨーロッパアルプス最高峰のモンブランは、標高が4810mもあり、ヨーロッパの中ではロシアのエルブルス山の次に高い山だそうです。
余談ですが、ケーキのモンブランはこの山に似せて作ったことから、モンブランといいます。
シャモニーの正式名称はシャモニー・モンブランといい、モンブランの麓にシャモニーはあります。
フランス留学中、そのシャモニーにスノーボードをしに行きました。
海外で初めてのスノーボードをしにシャモニーへ
シャモニーがあるのはフランス南東部、イタリアとスイスの国境付近のローヌ・アルプ地方です。
日本から行く場合は、フランスもしくはスイスの空港から電車やバスで行くことになると思いますが、僕はフランスに留学中だったので、パリから夜行列車で行きました。
パリから電車で、7時間ぐらいかかった気がします。
シャモニーに着いた途端、感じる冷たい空気。でも空気が澄んでいるのがわかる。
ここまで空気のきれいさを感じたのって初めてかもしれないです。
周りは白い山々に囲まれています。
山の向こうから出てくる太陽もなんかきれい。神々しい。
シャモニーは登山発祥の地でもある
スキーリゾート地として知られるシャモニーですが、登山発祥の地でもあります。
シャモニーの漁師ジャック・バルマと医師のミッシェル・パカールがモンブランの登頂に成功したのがきっかけで、現在の登山が広まったといわれています。
それにしてもモンブランに初めて登った人が漁師と医師って。それがびっくり。
どんだけアクティブなんですか。
漁師なのに海じゃなくて、なんで山に登ったんだろうとか、医者なのになんでそんなにリスクおかしてまで山登りに挑戦したんだろうとか、いろいろ気になります。
ちなみにシャモニーの街に二人の銅像がありました。二人でモンブランを指差しているのだとか。
シャモニーで見たアルプスの雪景色は一生忘れないと思う
シャモニーの周りにはモンブラン以外にも高い山がいくつかあり、展望台もあるのでモンブランを眺めることができます。
高いところだと標高4000mぐらいのところに展望台があります。
もはやモンブランじゃなくても、富士山より高い。しかもそんなに高い所にロープウェイであっという間に行けてしまいます。
僕が行ったのは、標高2525mのブレヴァン(Brévent)。
ロープウェイでどんどん上がっていきます。標高2525mでも十分高い。
そして、展望台からの眺めがこちら。
なんかもう言葉が出ないくらいすごかった。
自然の壮大さを感じます。
たぶんこの景色は一生忘れないと思います。
シャモニーで念願の海外初スノーボードができてよかった
海外でスノーボードをしたいしたいとはずっと思っていましたが、まさかアルプスのスキー場でできるとは思ってもいませんでした。
しかも天気も晴れたのでよかったです。
標高が高いせいか、上の方は靄がすごい。
スキー場も広いので、コースの難易度は初級から上級まで様々です。
ここから林道を滑っていくのは初心者だと少し大変かもしれませんが、
この辺まで下ってくると、広くて傾斜も緩かったです。
雪質も場所によって様々です。さらさらのパウダーのところもあれば、全然圧雪されてないところもあったり。
滑り心地自体は日本のゲレンデとそこまで大きな違いはなかったように思いますが、海外でスノーボードしてるんだと思うとすごい新鮮な感じでした。
アルプスのスキー場って、ヨーロッパの人をはじめ、色々な国から多くの人が来るわけなのですが、スキー場に来る人がみんなスキーをするとは限りません。
40%の人たちはスキーをしないという統計もあるそうです。
では一体何をしにくるのか。
ヨーロッパ人の多くは、スキーだけに限らず、アルプスの景色を眺めながら、美味しい料理を食べたりお酒を飲んだりして、家族や友人とのんびり過ごす時間を楽しんでいます。
また、スノーハイキングやパラグライダーなどもできるので、スキーをしない人でもシャモニーに来て十分楽しめると思います。
冬じゃなく夏に来るのもいいかもしれませんね。
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