エッフェル塔はフランスの首都パリで最も有名な観光スポットのひとつ。
1889年に完成してからこれまで2億人以上の観光客が訪れました。
1991年にはエッフェル塔を含む「パリのセーヌ河岸」として世界遺産にも登録されています。
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今でこそ誰もが知っているパリの顔ともいえるほど有名で人気ですが、昔はダサくて早く壊せと言われるほど人気がありませんでした。
ここでは、エッフェル塔の歴史・アクセス・撮影スポット・展望台の料金などについて説明していきます。
エッフェル塔は博覧会のために作られた
エッフェル塔が建てられたのは1889年。フランス革命100周年を記念してパリで行われた万国博覧会のために建てられました。
エッフェル塔は万博に間に合わせるために急いでつくられたのですが、2年と数ヶ月というとても短い期間で作られたのだとか。
設計はコンペ(複数案の競争)によって決まったのですが、採用されることになった設計を考えたギュスターヴ・エッフェルさんの名前をとってエッフェル塔と名付けられたんです。
ちなみにハンガリーのブダペスト西駅に世界一美しいマクドナルドがあるということでそのマクドナルドに行ったのですが、ブダペスト西駅もギュスターヴ・エッフェルによる設計だと知りました。
当時の評価は賛否両論だった
エッフェル塔がつくられた当時は、外観が奇抜だと否定的な意見も多く、賛否両論だったそうです。
「エッフェル塔の嫌いなやつは、エッフェル塔に行け」ということわざもあります。
これはエッフェル塔のことを好きになろうという前向きな意味ではなく、至るところから目に入るエッフェル塔を見なくてもいい唯一の場所はエッフェル塔の真下だからという皮肉的な意味があります。
エッフェル塔は万博のためにつくられたものなので、万博が終わったあと解体するとされていたのですが、結果的には国防上重要な建築物だということで残されることになったのだとか。
さぞかしエッフェル塔嫌いな人は怒ったことでしょうね。
エッフェル塔を批判していたのは、芸術家が多かったそうですが。
たしかに急に街中にあんなに巨大なものがつくられたら少し嫌な気持ちになるのもわかります。
でも当時それだけ色々な意見があってあまり人気のなかったエッフェル塔が、今や世界でもっとも訪れる人が多い世界遺産になっていると思うと、なんか不思議ですね。
エッフェル塔までの行き方と撮影スポット
エッフェル塔があるのはパリの7区。
メトロ(地下鉄)またはRER(高速郊外鉄道)で行くのがおすすめ。
メトロの場合は6番線Bir Hakeim駅か6番線と9番線のTrocadéro駅が、RERの場合はC線のChamps de Mars Tour Eiffel駅が最寄り駅となります。
おすすめの撮影スポット
エッフェル塔に行くのはRERの場合はC線のChamps de Mars Tour Eiffel駅が近いですが、エッフェル塔の真下まで行くと、エッフェル塔の全体写真を撮るのは難しいです。
まずエッフェル塔に行って展望台にのぼってから、あとで少し離れたところに移動してエッフェル塔の全体写真を撮るのもいいですが、先に撮影スポットで写真を撮ってからエッフェル塔に向かうのもいいかもしれません。
エッフェル塔の写真を撮影するときにおすすめの撮影スポットは2箇所。
トロカデロ庭園(シャイヨー宮のテラス)
一つ目の撮影スポットは、セーヌ川を挟んでエッフェル塔の対面にあるトロカデロ庭園、シャイヨー宮のテラス。
エッフェル塔全体がきれいに見えるもっとも定番の撮影スポットです。
さっきの写真は曇りでしたが晴れだとこんなにキレイです。
ここに行くのに一番近い駅はメトロの6番線もしくは9番線のTrocadéro駅。少し歩いたらこのシャイヨー宮のテラスに着きます。
シャイヨー宮から坂を下って、セーヌ川に架かる橋を渡ればエッフェル塔まで行けます。
シャン・ド・マルス公園
もう一つの撮影スポットはエッフェル塔からシャイヨー宮の正反対にあるシャン・ド・マルス公園。
エッフェル塔の下から旧陸軍士官学校まで続いている公園でほとんど芝生です。
こちらはどちらかというと天気の良い日にエッフェル塔を見ながらピクニックをしている人たちが多いイメージ。
曇りでも人が多かったです。
もちろん写真を撮りやすい場所でもあり、絶好の撮影スポットです。
シャン・ド・マルス公園はけっこう長いですが、旧陸軍士官学校からのんびり歩きながらエッフェル塔に向かうなら、メトロ8番線のEcole Militaire駅で降りるのもありかも。
ちなみにシャン・ド・マルス公園もエッフェル塔と同じく、世界遺産「パリのセーヌ河岸」のひとつです。
エッフェル塔の展望台の料金と眺め
エッフェル塔は展望台があり、階段やエレベーターで上ることができます。
展望台は地上57.6m、115.7m、276.1mの高さに3つあります。
人気の観光スポットなだけあって、チケットを買うのにもけっこう並びました。
エッフェル塔の展望台の料金
エッフェル塔のチケットは3階までエレベーター、2階までエレベーター、2階まで階段の3種類。
展望台チケット料金 | 大人 | 12〜24歳 | 4〜11歳 |
---|---|---|---|
3階までエレベーター | 17.00ユーロ | 14.50ユーロ | 8.00ユーロ |
2階までエレベーター | 11.00ユーロ | 8.50ユーロ | 4.00ユーロ |
2階まで階段 | 7.00ユーロ | 5.00ユーロ | 3.00ユーロ |
このチケット料金表の値段は2017年5月現在のものです。
エッフェル塔の展望台からの眺め
観光シーズンだと人も多くてけっこう並ばないといけないかもしれませんが、せっかくエッフェル塔を見に行ったら、展望台に上るのがおすすめ。
頂上に行くまでにエッフェル塔の歴史についての資料だったり、他の国のタワーの高さと比較されているものがあります。
東京タワーもありました。(エッフェル塔にて東京タワーが高さ333mだと知る)
ちなみにエッフェル塔の高さは320.75mです。
この写真はエッフェル塔の頂上に向かう途中。セーヌ川とその向こう側にトロカデロ庭園があります。
頂上までいくとかなりの高さがあります。
反対にシャン・ド・マルス公園を眺めるとこのような感じ。
パリ市内の街を一望できるので、ぜひ展望台に上ってみてください。
ただ、展望台はちょっとした柵と金網があるだけでほとんど吹きさらし状態。
高さがあるので風も強いしかなり寒いです。
僕が行ったのは2月。寒すぎました。
[…] エッフェル塔の撮影スポットについては、【エッフェル塔の歴史・アクセス・撮影スポット・展望台について】の記事でまとめていますが、シャンパンフラッシュを撮影するのも、トロカデロ庭園(シャイヨー宮のテラス)かシャン・ド・マルス公園のどちらかがいいのではないでしょうか。 […]