フランス

ノートルダム寺院の修復に130億円の寄付を募るため教会が基金設立

ノートルダム大聖堂といえば、フランスパリの有名な観光名所のひとつで、年間1200万〜1400万人の観光客が訪れています。

もちろんフランスに留学していた僕も何度か行ったことがあります。

そのノートルダム大聖堂の大規模な修復を行うため、カトリック教会のパリ教区はおよそ1億ユーロ(約130億円)もの資金調達に乗り出しました。(※2017年8月29日)

ノートルダム大聖堂の劣化が深刻

修復作業を行うのは、ノートルダム大聖堂に彫刻されているガーゴイルやアーチの劣化が原因。

12世紀に建てられたノートルダム大聖堂は1800年代以降、大規模な修復作業をしていないので、劣化が進んでいて当然です。

長い年月が経っていることと公害などによって劣化が進んでいるノートルダム大聖堂は近年、大きな石の塊が落下するなどしていて、教会が設立した慈善基金「ノートルダムの友」のミシェル・ピコー会長は「修復作業を行わなければ、外側の構造部分の一部が滑落する危険がある。これは極めて深刻なリスクだ」とおっしゃっています。

ちなみに関係者によると、落下した石工を集めている場所を「石の墓」と呼んでいるのだとか。

ノートルダム大聖堂は国が所有していて、毎年200万ユーロ(約2億6千万円)を修復の予算として出しているらしいのですが、大規模な修復を行うのには不十分みたいです。

何百年も経っても残っていること自体すごいことですが、やはりこういった歴史ある建造物を失いたくはないので、なんとか修復が行われればいいなと願うばかりです。

関連記事
パリのノートルダム大聖堂!フランス観光でぜひ見ておきたい場所!

Leave a Comment