フランス

シャンゼリゼ通りは世界で最も美しい大通りとして知られている

シャンゼリゼ通りは世界中の観光客で賑わうパリ随一の大通り。

「オー・シャンゼリゼ」という歌を誰もが一度は聴いたことがあると思いますが、その歌のモチーフになっている場所です。

僕も名前を知っているぐらいでしたが、初めて行ったときにシャンゼリゼ通りを歩いてみて驚いたのがその長さ。

シャンゼリゼ通りは全長2kmもある

シャンゼリゼ通りは東のコンコルド広場から西の凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場まで並木道(木はマロンの木)が続いているのですが、その全長はなんと2kmにも及びます。

シャンゼリゼ通りと凱旋門
実際コンコルド広場から凱旋門に向かって歩いてみると、少し坂道になっていますし、けっこう疲れます。

でも通りには高級ブランド店やブティック、老舗カフェ、映画館などが連なっていて、とても華やか。

シャンゼリゼ通りは世界で最も美しい大通りとも言われているのだとか。

シャンゼリゼ通り
これは曇っていますしあまり華やかには見えないですが、

夕方のシャンゼリゼ通りと凱旋門
日が暮れてくると凱旋門とか建物が金色になるのできれい。

凱旋門の写真はいっぱいあるんですけど、意外とシャンゼリゼ通り全体がわかるような写真を全然撮っていなくて。機会があればシャンゼリゼ通りの画像でも検索してみてください。

もっと綺麗で華やかな通りだとわかる写真がたくさん出てくると思います。

ちなみに東の延長線上にはルーブル美術館もあります。

凱旋門を見てからシャンゼリゼ通りを歩きながらルーブル美術館まで行くのも、疲れますが無理ではありません。

シャンゼリゼ通りと凱旋門
凱旋門から12本の通りが放射線状に広がっているのですが、その中心となる大通りがシャンゼリゼ通りで、凱旋門の展望台から見れば、いかにシャンゼリゼ通りが長いかがわかります。

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シャンゼリゼ通りの歴史と名前の由来

シャンゼリゼ通りは昔、今のように華やかな通りだったわけではなく、荒れ果てた沼地でした。

1616年にマリー・ド・メディシス(フランス国王アンリ4世の2番目の王妃)がテュイルリー宮殿の庭園から並木道をつくりたいと決めたのが始まりです。

ヴェルサイユ宮殿の庭園なども手がけたル・ノートルによってつくられ、19世紀半ばからオスマン男爵のパリ大改造計画により、ガス灯や歩道が整備され、ダンスホールやカフェなどが次々にオープン。

次第に現在のような華やかな街が形成されていきます。

ちなみにシャンゼリゼ(Les Champs-Élysées)の「Élysées」とは、ギリシャ神話において極楽浄土を意味するエリュシオンのこと。

通りに面している、フランス大統領官邸であるエリゼ宮も同じ意味です。

シャンゼリゼ通りで行われる様々なイベント

シャンゼリゼ通りは様々な祝祭イベントが行われる場所でもあります。

フランスは7月14日に革命記念日があるのですが、そのパレードがシャンゼリゼ通りで行われますし、最大級の自転車レース「ツール・ド・フランス」のゴール地点にもなっています。

また、クリスマスにはきれいなイルミネーションで彩られてクリスマスマーケットがあり、巨大な観覧車が設置されます。

そして12月31日は歩行者天国になって新年を祝うイベントが行われます。

こういったイベントの時に合わせてシャンゼリゼ通りに行くのもおもしろいと思いますし、何もない日でもショッピングを楽しんだり、カフェでゆっくりしたりするのもいいと思います。

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