サンスーシ宮殿はベルリンから約30㎞ほど離れているポツダムにあります。
フリードリヒ2世が夏に過ごすための離宮として建てられたのですが、実際はそこで過ごすことが多かったので、居城のように使われていました。
サンスーシ宮殿について
サンスーシ宮殿が建てられたのはプロイセン王国の時代。1745年からわずか2年で完成されました。
ちなみにサンスーシとはフランス語で「憂いなし」という意味で、日本語では無憂宮ともいわれています。
憂鬱の無い宮殿。まさに離宮としてぴったりの名前です。
1990年には、ポツダムとベルリンにある複数の宮殿と庭園が「ポツダムとベルリンの宮殿群と庭園群」としてユネスコ世界遺産に登録されたのですが、サンスーシ宮殿もそのなかのひとつ。
サンスーシ宮殿の簡素な外観
サンスーシ宮殿はロココ建築という、主に宮廷建築で用いられた建築様式で建てられています。
短い期間ですぐに建てられたからか、その外観は宮殿にしてはけっこう簡素。
屋根は青色で壁は黄色です。
ドーム型になっている屋根には牛の目とよばれる窓があって、その間にある壺みたいなものに人の顔が彫刻されています。
宮殿といえば、フランスのヴェルサイユ宮殿やオーストリアのシェーンブルン宮殿のように何階かあったりすることが多いのですが、サンスーシ宮殿は平屋で横に長い造りになってます。
サンスーシ宮殿の豪華な内部
少し古い宮殿だなぁと印象はありますが、宮殿の中は簡素な外観とは違って、けっこう豪華です。
天井の装飾も綺麗に施されています。
この部屋の壁や天井の装飾もおもしろい。
蔦や葉っぱをモチーフにした金色の植物文様になっています。
こういう絵も飾ってありました。
サンスーシ宮殿の庭園
サンスーシ宮殿の庭園はこのような感じ。階段の左右には気が植えられていて、階段を降りたとこに噴水があります。
樹木や彫像が左右対称になっているのは、フランスのヴェルサイユ宮殿と同じ平面幾何学式庭園とよばれる庭園様式の特徴です。
フランス・バロック庭園様式ともいわれています。
けっこう広いです。
こう見るとサンスーシ宮殿が平屋になっているのがよくわかります。
宮殿感があまりないのもよくわかる。
ちなみにフリードリヒ2世はドイツにジャガイモ栽培を広めた人だそうです。
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