トレビの泉はイタリアのローマ観光でぜひ訪れたい有名なところ。
トレビの泉にはコインを投げ入れると願いが叶うという言い伝えや泉の水を恋人と飲むと別れないという話があります。
トレビの泉とは
トレビの泉がつくられたのは古代ローマ時代。皇帝アウグストゥスがつくらせたもので、その後ニコラ・サルヴィという建築家によって今のように設計されました。
ローマのバロック建築を代表するポーリ宮殿の一部が使われ、3体の彫刻像があります。
真ん中は水を司る神ネプトゥーヌス(ポセイドン)、左は豊穣の女神ケレース(デーメーテール)、右は健康の女神サルース(ヒュギエイア)と、ローマ神話に登場する色々な神様の像です。
昔ローマに水を供給していたヴィルゴ水道の終点であるトレビの泉の前には3本の道が延びていて、イタリア語のトレ(数字の3)とビア(道路)が「トレビの泉」という名前の由来になっています。
トレビの泉で投げるコインの枚数によって意味が違う
トレビの泉を背にして、右手で左肩ごしにコインを投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあるんですけど、投げるコインの枚数によって願いの意味が違ってきます。
コインが1枚の場合は、ローマにまた来ることができるといい、コインが2枚だと好きな人や大切な人と一生いっしょにいれるといい、コインが3枚だと夫や妻、恋人と別れることができるといいます。
別れる相手すらいなかったので、またローマに来れるようにとちゃんとコインを1枚投げ込んできましたが、恋人の前でコインを3枚投げたときには、かなりの修羅場になること間違いなし。
2007年に誰かが赤い塗料をこの泉に投げ込んで、水が真っ赤になったという事件があったそうですが、誰かの血で真っ赤になりませんように。
たくさんコインが投げ入れられていました。ユーロ硬貨に限らず、いろんな国の通貨が投げられていて、円もありました。
トレビの泉にたまったコインは慈善団体によって、慈善活動の資金として使われているそうです。
トレビの泉に恋人と行ったら2人で愛の水を飲もう
トレビの泉にはコインの言い伝えともう一つ、愛にまつわる話があります。
泉の右側に水飲み場があって、そこで恋人といっしょに水を飲むと別れないという話で、その水は愛の水ともいわれています。
この話が広まったのは、昔戦いに行く恋人と離ればなれになるときに女の子たちが、石灰を含まないローマで一番きれいな水といわれていたトレビの泉の水を恋人に飲ませることで、願掛けをしていたからだそうです。
恋人と行ったらぜひ2人でいっしょに愛の水を飲んで願掛けしてください。
トレビの泉の言い伝えまとめ
トレビの泉に関する2つの言い伝え。コインを投げ入れたら願いが叶うという話と愛の水を飲めば別れないという話をご紹介しました。
トレビの泉にコインを2枚投げ入れて、その後に泉の右側にある水飲み場で愛の水を2人で飲めば最強です。
別れたいと思っている人は、恋人の前でコインを3枚投げ入れてやりましょう。
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