登山道が開通している富士山の登山シーズンは、毎年7月上旬から9月中旬までになっていて、昨日9月10日に、2016年の富士登山のシーズンが終わりました。
皆さんもご存知のように、富士山は標高が3776mの日本一高い山です。
その富士山に一度は登っていただきたいんです。
思っている以上に山を登るというのは大変だということ。そして自分の力で登りきったときの達成感と、そこから見える景色は想像以上のものだと実感することができるからです。
僕は2年前に初めて富士登山を経験しました。
富士登山の4つのルート
富士山の登山ルートには、吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートの4つがあります。
ルートによって、距離や時間、難易度が違います。
一番利用する人が多いルートは吉田ルートで、途中に山小屋や救護所もあるので登山初心者の方でも安心です。
どのルートもまずは五合目まで行ってから登り始めることになります。吉田ルートの場合は、山の麓にある駐車場からバスで富士スバルライン五合目まで行きます。
五合目から登り始めます。登山道は砂利道の坂だったり、石の段差になっています。
標高が高くなればなるほど、天気も変わりやすく、気温の変化も大きいです。
晴れていたのに急に雨が降ってきたり、雨が止んだと思ったら急に日差しが強くなることもよくあります。
御来光に備えて山小屋で休憩
昼前に登り始めて夕方過ぎには八合目の予約していた山小屋まで着きました。
八合目の山小屋で食べた夕食です。
山小屋で少し休んでから、山頂で御来光を見るため、暗いうちにまた登り始めます。
吉田ルートは一番初心者向けのルートとはいえ登るのは楽ではありません。
最初は緩やかな坂や小さな段差だったのが、後半になればなるほど大きい段差になり、一歩一歩踏み出すのも容易ではありません。
ですが周りを見れば、小学生ぐらいの子供やお年寄りの方も頑張って登っていました。
年齢や性別関係なく、毎年多くの人たちがこの富士山頂を目指して登っています。
富士山頂からの御来光
富士登山をするならぜひ御来光を見て欲しいです。
夜中に山小屋を出発して山頂に着いたときにはまだ真っ暗でした。
気温もかなり低く、凍えながら御来光を見るためにひたすら待ちました。
だんだん日が昇ってきて、明るくなってきます。
天気が悪いときは見れないそうなのですが、運よく見ることができました。(デジカメで撮ったので画質が少し悪いのが残念ですが。。)
山頂にはお食事処もあるのですが、御来光を見ながらカップヌードルを食べました。
300円とお高めなのですが、今まで食べたカップヌードルの中で一番美味しかったです。
このときはただただ達成感と感動に浸っていました。
日本一高い場所からの景色
富士山頂では、富士山の火口部分を一周するお鉢巡りというのがあります。お鉢巡りをしながら日本一高い場所からの景色を楽しむことができます。
ぜひ来年は富士登山にチャレンジ
残念ながら今年の富士登山のシーズンは昨日で終わってしまいましたが、まだ一度も富士登山を経験していない人は、ぜひ来年こそはチャレンジしてほしいです。
人生はよく山登りに例えられますけど、人生に限らず仕事でもなんでも、何か夢や目標に向かってチャレンジすることは山登りに通ずるものがあると感じました。
何かを達成することは決して簡単なことではありません。好きでやっていても、楽しいことばかりではありません。むしろしんどいと、大変だと思うことの方が多いはずです。
そう思うのは山を登っているからです。頑張っている証拠です。
頑張って登っていればしんどいことだけではありません。
急に雨が降るときもありますが、雨が止んだと思ったら急に日が差してくることもあります。
途中で助けてくれる人もいます。周りには多くの人がいます。
ときには休むのも遠回りするのもありですが、山登りにも人生にも近道はありません。たとえ近道をしてもその過程と結果には何の価値もありません。
ヘリコプターを使って山頂からの景色を見ても、その景色は写真や映像で見る景色と同じです。
自分の足で一歩一歩登って、苦労して登りきった場所で見る景色は、同じ頂上からの景色でも全く違う景色です。
どんなに小さなことでも、何かを達成したときはやっぱり嬉しいですよね。
どうせチャレンジするなら目標は大きい方がいい。その分しんどいですが、達成感も大きいです。
富士登山をやり遂げると、自分でしたことに感動します。自分に自信がつきます。そしてカップヌードルが最高に美味しいと感じることでしょう。
人生で一度は富士登山を経験してほしいです。
感動に浸ってるのもつかの間。登ったからには下りなければなりません。
このときはヘリコプターを使いたいと思いました。
山登りって大変。
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