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東毛酪農63℃の自然な甘さと切れ味の良い牧場ミルクソフトクリーム

夏の暑い時期は特にソフトクリームが食べたくなります。

東京スカイツリーの近くにある商業施設ソラマチには、ソフトクリームを食べられるお店がたくさんあるので、観光途中に休憩がてら立ち寄ってみるのもいいと思います。

そのなかの「東毛酪農63℃」というソフトクリーム専門店でソフトクリームを食べたのでご紹介します。

63℃という名前の理由

東毛酪農63℃
店名に63℃と入っているのは、ソフトクリームに30分間63℃で低温殺菌されたミルクが使われているからです。

低温殺菌という言葉がでてきたので、殺菌方法について少し説明しておきます。

殺菌の方法は3種類あり、温度と時間によって下記のように分けられます。

殺菌方法 温度 時間
超高温殺菌 120〜130℃ 2〜3秒
高温殺菌 72℃以上 15秒以上
低温殺菌 63℃〜65℃ 30分

一般的な牛乳のほとんどは超高温殺菌の方法が採用されていますが、東毛酪農63℃が採用している方法は低温殺菌。

どの方法にもやはりメリット・デメリットがあります。

超高温殺菌は大量生産に向いていて、高温で殺菌するため安全性は高いのですが、有害な菌だけでなく有用な菌までも死滅させてしまいます。

さらにカルシウムやタンパク質は熱変性といって、高温の熱によって性質が変わってしまうんです。これは後味のあまりよくないネバつきを発生させたり、風味を損なう原因でもあります。

一方低温殺菌の方法は、加熱処理を行う前の生乳本来の味に近い牛乳をつくることができますが、安全性という部分では不安があります。

そのため、東毛酪農63℃では、生乳の品質にとてもこだわっています。

生産者である酪農家さんたちとともに、一般の基準よりも高く設定された独自の基準にもとづいて、菌が少ない高品質な生乳を生産することで、安全な低温殺菌の牛乳をつくることができるんです。

さらにホモジナイズという、脂肪球の均質化処理をしないことで、より生乳に近い状態をつくっています。

このホモジナイズをしないことで脂肪分が浮いてきて、クリームラインと呼ばれる天然の生クリームの層ができるのですが、これは質が良い生乳が適切な殺菌をされて、タンパク質が生きているおいしい牛乳の証拠なんだとか。

前置きが長くなりましたが、東毛酪農63℃のソフトクリームは、63℃という低温で良質な生乳を殺菌することで、生乳により近い味わいができる牛乳を使用してつくられています。

牧場ミルクソフトはさっぱりとした甘さ

東毛酪農63℃
東毛酪農63℃のメニューには下記のようなソフトクリームがあり、カップと3種類のコーンを選ぶことができます。

メニュー

  • 牧場ミルクソフト
  • コーヒーミルクソフト
  • コーヒーミックスソフト
  • いちごミルクソフト
  • 抹茶ミルクソフト
  • 抹茶いちごソフト

コーン

  • 竹炭ごまコーン
  • 海の塩コーン
  • 手焼きワッフル

東毛酪農63℃の牧場ミルクソフト
僕は一番シンプルそうな牧場ミルクソフトを注文しました。

コーンは手焼きワッフルにしたのですが、プラス30円でした。注文してから気づくという。

ちなみに飲食スペースはないので、テイクアウトのみです。

「食べ歩きせずにエスカレーター近くで食べてください」と言われました。

味は濃厚すぎず、さっぱりしていて美味しかったです。

ネットで口コミなどを見ていると、さっぱりすぎという意見もけっこうあったので、濃厚なソフトクリームが好きという人はちょっと物足りないかも。

でもミルクの自然な味わいを感じることができると思います。

東毛酪農63℃

東毛酪農63℃
住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ 4F
営業時間:10:00〜21:00
アクセス:都営浅草線押上駅 徒歩5分
電話番号:03-5809-7134

※2016年に2店舗目が「さいたま新都心 コクーンシティ店」が埼玉県にオープンしました。

東毛酪農63℃ コクーンシティ店
住所:埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4-263-1 コクーン1西館 2F
営業時間:10:00〜21:00
アクセス:さいたま新都心駅 徒歩5分
電話番号:048-767-3863

東毛酪農63℃
なぞのキャラクターがいました。

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