家族や友達と旅行に行ったり、出張などのビジネスで海外に行ったりと、旅の目的は人それぞれですが、空港で飛行機に搭乗するまでの時間はみんな同じです。
その時間はゆっくり休憩したい人もいれば、パソコンで仕事をしたい人もいると思います。
プライオリティ・パスを持っていれば、搭乗までの待ち時間を出発ターミナルではなく、空港ラウンジでゆっくり過ごすことができます。
プライオリティ・パスとは?
プライオリティ・パスとは、世界各国500都市に1000か所以上ある空港ラウンジを利用できる、世界最大級の空港ラウンジ・アクセス・プログラム。
フライトの距離や航空会社、搭乗クラスなどに関係なく、プライオリティ・パスを持っている人は空港ラウンジを利用できるのです。
プライオリティ・パス誕生のきっかけ
プライオリティ・パスが始まったのは1992年。
昔、創業者が混雑する空港ゲートで搭乗を待っていたとき、プレミアム・クラスの乗客だけが専用のラウンジで待ち時間を過ごしているのを見て、「搭乗クラスに関係なく、手頃な会費で最高級の空港ラウンジを利用できないものか」と考えたことがきっかけだったのだとか。
創業以来、似たようなサービスはいくつも出てきましたが、プライオリティ・パスはラウンジの設備やサービスの質など、他のサービスにはないラウンジクラスの体験を提供していて、現在プライオリティ・パスを利用できる国や都市、ラウンジの数は世界トップです。
空港ラウンジのサービスって?
空港ラウンジを利用する際は、プライオリティ・パスと搭乗券を提示するだけで、事前の予約なども必要ありません。
多言語スタッフが24時間・年中無休でサポートしてくれるので安心です。
また、空港ラウンジのサービスには次のようなものがあります。
- アルコール類を含む飲み物・軽食・スナックなどが無料(一部のラウンジを除く)
- 無料Wi-Fiのインターネット接続
- 電子機器の充電・電源ソケット
- 新聞や雑誌の閲覧
- 会議室を使える(一部のラウンジのみ)
- シャワー・ベッド・スパなどの設備(一部のラウンジのみ)
また、ソファーやリクライニングが設置されていて、とても静かでリラックスできる空間になっています。
3種類の会員プランがある
プライオリティ・パスには、旅のスタイルに合わせて、「スタンダード」、「スタンダード・プラス」、「プレステージ」という3種類の会員プランがあります。
会員種別 | スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ |
---|---|---|---|
年会費 | 約1万1000円 | 約2万7700円 | 約4万4300円 |
会員利用料金 | 約3000円 | 10回無料 | すべて無料 |
同伴者料金 | 約3000円 | 約3000円 | 約3000円 |
プライオリティ・パスの料金はドル$単位なので、そのときの為替レートによって多少違うと思いますが、だいたい上の表のような感じ。
同伴者は非会員でも、料金を払えばいっしょに空間ラウンジを利用することができます。
プライオリティ・パス法人会員
プライオリティ・パスには法人会員もあって、クライアントやお得意様への優待特典として、また社員への福利厚生の一環として利用することができます。
プライオリティ・パスによる安息や快適さなどで、もっとビジネスチャンスが広がるかもしれないですし、出張に行く社員の福利厚生として取り入れれば、社員の仕事への意欲アップにもつながります。
プライオリティ・パスの疑問点
プライオリティ・パス公式サイトの「よくある質問」にも書かれている内容など、プライオリティ・パスに関する疑問点をまとめました。
- 他人のプライオリティ・パスを使える?
- 会員証は何日で届くの?
- 入会してすぐ使えないの?
- プライオリティ・パスで利用できるラウンジは?
- プライオリティ・パス入会の年齢制限はある?
- 同伴者も利用できる?
残念ながら他人のプライオリティ・パスの会員証を使ったり、貸したりすることはできません。ラウンジを利用する際に、会員証と搭乗券の名前が一致するかどうかを係員が確認するためです。
プライオリティ・パスの会員証の原本は、入会の確認から3営業日以内に発送されます。
原本が届くまでの間は、公式サイトのマイアカウントもしくは専用のアプリからQRコードのデジタル会員証をダウンロードすれば、すぐにでもラウンジを利用できます。ただし、一部のラウンジではデジタル会員証がまだ対応していないので、利用する前に確認するようにしてください。また、会員証の原本が届いたら、ラウンジ利用のたびに会員証の原本を提示してください。
世界1000か所以上の空港ラウンジを利用でき、ラウンジは公式サイトまたはアプリの検索機能で確認できます。
プライオリティ・パスに入会できるのは18歳以上です。
同伴者は非会員でも一回料金を払えば、いっしょに空港ラウンジを利用できますが、一部のラウンジでは同伴者の人数制限があります。
プライオリティ・パス付きのクレジットカードもある
さっきの会員料金を見てもわかるように、最高ランクのプレステージ会員にもなると、年会費が4万円を越えてしまいます。
ただ、プライオリティ・パスが付いているクレジットカードもあって、それだとクレジットカードの年会費でプライオリティ・パスも使えるのでおすすめです。
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