オランダ

オランダはチーズの国!チーズ専門のお店で色々なチーズを試食できる

オランダの首都アムステルダムをぶらぶら観光していると、チーズの専門店を見つけました。

面白そうだったので入ってみると色々なチーズの種類があって、試食もできるのでけっこう楽しかったです。

オランダを代表するゴーダチーズ・エダムチーズ

オランダはチーズがとても有名。

日本でもオランダ産のチーズがよく売られていますし、オランダではチーズ市という国内外から観光やチーズの買い付けに多くの人が訪れるチーズの市場が開催されることもあります。

チーズの国オランダで特に知られているチーズがゴーダチーズとエダムチーズです。

ゴーダチーズ

ゴーダチーズは最も有名なオランダを代表するチーズです。

オランダのロッテルダム近郊の町ゴーダが発祥のため、ゴーダチーズという名前がつけられました。

オランダのチーズ生産量の60%を占めているのがゴーダチーズで、チーズ屋はもちろんスーパーや食料品店、空港などだいたいどこでも販売されています。

ゴーダチーズは黄色くて円盤状の形をしており、直径35cm×高さ11cm・重さ約12kgという正式なサイズがあるのだとか。

このサイズよりも小さいものは、「ベビーゴーダ」と呼ばれています。

チーズはハードやセミハードのように硬めのものもあれば、軟質チーズと呼ばれる柔らかめのものもあるのですが、ゴーダチーズはセミハードに分類されるので少し硬めです。

癖のない味なのでそのまま食べても美味しいですし、料理やお菓子作りなどなんでも使えるチーズなので色々な食べ方ができます。

ゴーダチーズの味は日本人にとても合っていて、チェダーチーズと同様、日本でつくられるプロセスチーズの原料として使われています。

プロセスチーズというのは、ナチュラルチーズを加熱・加工することで、風味を一定に保ちつつ保存性を高めたチーズのことです。

日本のスーパーなどに売っているスライスチーズや6Pチーズなどはほとんどプロセスチーズ。

味も変えられるのがプロセスチーズの特徴で、日本人の口に合うようにしてあるので癖がなく食べやすいですし、よく買うのはプロセスチーズが多いかと思います。

それら日本のプロセスチーズの原料としてよく使われるのがゴーダチーズやチェダーチーズなどです。

ちなみにチェダーチーズはイギリスなのでオランダが生産国ではありません。

エダムチーズ

ゴーダチーズ同様、エダムチーズもオランダの代表的なチーズのひとつ。

エダムとはオランダ北部の地方の名前です。

海外に輸出するためのエダムチーズには赤いワックスでコーティングされるため、赤玉などとも呼ばれています。

ゴーダチーズはセミハードでしたが、エダムチーズはハードなのでもっと硬いタイプです。

そのまま食べても美味しいですが、粉チーズとして使われることも多いようです。

アムステルダムのチーズ屋さん「Henri Willig Cheese & More」で試食を楽しんだ

Henri Willig Cheese & More
僕がたまたま見かけて入ったアムステルダムのチーズ販売店が「Henri Willig Cheese & More」というお店。

黄色くて丸いゴーダチーズが並べられているのが見えます。

オランダのチーズメーカー「Henri Willig」

Henri Willigはオランダのチーズメーカーでベビーゴーダが特に有名ですが、ヤギのチーズや羊のチーズ、オーガニックチーズなども独自のレシピで作られています。

自社のチーズ工場でチーズの開発・製造をして30以上の国に輸出しており、チーズ工場は毎年100万人以上の国内外の観光客が訪れるほど有名。

もちろんそこでチーズを買うこともできます。

ベビーゴーダが有名なHenri Willigの他にも「Hooidammer」と「Polderkaas」という2つのブランド名でチーズを販売しています。

Polderkaasはオランダや周辺国のチーズ専門店、スーパーマーケットで売られている一般的な品質のチーズを取り扱っていて、Hooidammerはオリジナルのオランダ有機チーズを取り扱っています。

色々な種類のチーズを試食できる

店内に入ると本当にたくさんのチーズがありました。

Henri Willig Cheese & Moreの店内にあるチーズ
色々な種類のチーズは試食することもでき、見た目の色もそうですが、実際食べ比べてみると味が全然違うのがわかります。

ハーブやニンニク、唐辛子、黒胡椒、トリュフなどフレーバーも様々。

やっぱりゴーダチーズはシンプルで食べやすく美味しかったです。

なかにはゴートチーズと呼ばれる匂いや味に癖のあるヤギのチーズもありますが、一度に色々なチーズを食べ比べられるのはけっこう楽しいです。

オランダのチーズはお土産にもおすすめ

Henri Willig Cheese & Moreの店内にあるチーズ
地元の人もチーズを買いに専門店に行くことが多いとは思いますが、僕が行ったときは観光客が多いという印象でした。

ハード・セミハードのチーズは日持ちするので持ち帰りに便利で、ゴーダチーズやエダムチーズなどはロウやワックスでコーティングされていることが多く、ナイフを入れないと熟成が急激に進むこともないのでお土産としてもおすすめです。

お店で頼めば真空パックで梱包してくれるので、お土産として持って帰るのに長時間かかっても安心です。

ハード系のチーズはお土産に適していますが、ヤギのチーズなど柔らかめのチーズはあまりお土産には向いていないので、お土産として買うのであればできれば硬めのチーズがいいかなと思います。

通販でもチーズは買えますし、お店で試食して美味しかったものをチェックしておいて、日本に帰ってからネットで買うのもありですね。

オランダ観光でチーズ専門店を見かけたら、色々な種類のチーズを食べ比べてみましょう。

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