スペインの首都マドリード市内の中心、プラド美術館の近くにレティーロ公園はあります。
かなり広い公園で、休日になると家族連れやカップルなど多くの人が集まります。
マドリードに住んでいる人だけでなく観光客も集まる憩いの場となっているので、観光に疲れたときなんかはレティーロ公園でゆっくりするのもおすすめ。
レティーロ公園には元々スペイン王の宮殿と庭園があった
レティーロ公園は元々スペイン王フェリペ4世の宮殿と庭園があった場所。
19世紀初頭のナポレオン戦争で建物のほとんどが破壊されてしまい、現在は市民の憩いの場所として公園になっています。
約120ヘクタールもの面積を誇る広大な敷地にはいくつかの庭園(ビバセス庭園・セシリオ・ロドリゲス庭園・エレロ・パラシオス庭園・バラ園・フランス庭園)と展示会場として使われているベラスケス宮殿やガラスの宮殿があります。
ベラスケス宮殿は鉱物や鉄鋼美術の展示会をするために、ガラスの宮殿はスペインの植民地であったフィリピンの植物を展示するために建設されました。
マドリード観光で疲れたらレティーロ公園でひと休み
観光は楽しいけどけっこう疲れるもの。僕の場合は美術館とか博物館に長時間いるとけっこう疲労を感じるのですが、マドリードにはプラド美術館という有名な美術館があって、そこを見学したあとはかなり疲れていました。
5月でしたが真夏日のような天気で、プラド美術館を出てどこかで休憩しようかなと思いながら歩いていたときに見つけたのがレティーロ公園。
緑が多くて花も咲いていて、
色んな像や噴水があるというなんとも優雅な場所。
公園の中の方に入っていくと大きな池がありました。
カップルもいましたがどちらかというと家族連れが多かった印象。
家族全員や親子でボートに乗っている人がたくさんいました。
池のそばには階段と半円型に並ぶ円柱があって、中央には大きな騎馬像があります。上の写真だと奥にあるものです。
騎馬像は建築家ホセ・グラセス・リエラが手がけたというアルフォンソ12世の騎馬像。
アルフォンソ12世は1875年から10年間スペイン王に在位していた人で、アルフォンソ12世が統治していた期間というのはスペインの内政や外交が平和だったのだとか。
レティーロ公園も平和です。
池の淵で寝ている親子がいました。
落ちたら面白いのにと心の中で思っていました。僕なら間違いなく池に落ちていますね。
池のそばにある芝生には若者が多かったです。
座りながら恋人や友達とおしゃべりしたり、寝転がって日向ぼっこをしている人たち。
人は多いですが、広くてスペースはいくらでもあるので、ちょっとしたレジャーやスポーツをするのにも最適です。
バドミントンをしている人とかフリスビーで遊んでいる人がけっこういました。
どこまで続いているかわからないぐらいながーい道もあります。
個人的に好きな写真。木々の葉によってちょっとしたトンネルっぽくなっていて、木々の隙間から太陽の光が差し込んでいます。
そしてベンチにカップルが座っていて何やら楽しそうに話してる。羨ましすぎる。
公園のあちこちに噴水がありました。
違う公園のように思いそうですが、全てレティーロ公園の敷地です。
こんな面白い像があったのでつい写真を撮っていたのですが、実はこの上にあった像が、世界で唯一悪魔を題材にした有名な堕天使の像だったそうです。
こいつの方がインパクトが強かったので、気をとられてしまいました。
レティーロ公園まとめ
観光客にとっても憩いの場であり、マドリード観光で少し疲れたなというときにはレティーロ公園でのんびりするのもいいですよ。
日曜日に行くと大道芸が行われていたり、アクセサリーや食べ物の屋台も並ぶそうです。
観光地って人が多すぎるのがストレスになったりもしますが、レティーロ公園は広々としているので天気が良い日や休日で人が多くても全然ストレスにならないのがいいところ。
歩き回りすぎるとかえって疲れてしまいますが、のんびり休んだり散歩するだけでもリフレッシュになります。
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