台湾

九份は千と千尋の神隠しのモデルになったと噂の台湾の観光スポット

台湾の九份は日本人に人気の観光スポット。

台北の東の山あいにある小さな町で、1893年に金鉱が発見されたことで金鉱山として栄えたときもありましたが、第二次世界大戦以降は金の採掘量が減ってしまって、だんだん人も少なくなりました。

その後、「悲情城市」という台湾で大ヒットした映画の舞台になったことをきっかけに、多くの観光客が訪れるようになり、宮崎駿監督のアニメーション映画「千と千尋の神隠し」のモデルになっているのでは?という噂が広まったことで、多くの日本人に知られるようになりました。

本当のところはどうかわかりませんが、たしかに九份の町並みや雰囲気は千と千尋の神隠しに出てくるシーンを想起させます。

九份の行き方

台北市街から九份へ行く方法として一般的なのは、バスで行くか電車で近くの駅まで行って、そこからバスかタクシーで行く方法です。

九份は夕方から夜にかけて行くのがおすすめと聞いていたので、野柳や基隆という他の町を観光してから、日が暮れる頃に九份に向かいました。

ちなみに野柳には奇岩がいっぱいあって、そのうちのひとつがクレオパトラの横顔みたいになっていて観光客に人気です。

台湾にある女王頭という岩はまるでクレオパトラの横顔のよう

基隆も下町っぽくていいところでした。

僕の場合は基柳駅から九份の最寄駅でもある瑞芳駅まで電車で行き、瑞芳駅からバスで行きました。

台北から電車で行く場合でも降りる駅は同じ瑞芳駅です。

瑞芳駅を出て左の方に少し歩いたところにバス停があります。

この時点でバスを待っている人の半分以上は日本人でした。

そこから九份までは15分ぐらいだったと思います。

九份では、「九份派出所」と「九份老街」という2つのバス停があるのですが、九份派出所で降りるとすぐ階段があって、その階段を登るとよくガイドブックとかに載っているような九份の場所に着きます。

もう少し奥の九份老街で降りると、商店街の入り口があり、その商店街をしばらく歩いて行くと、同じく階段のところに出ます。

僕は九份老街で降りました。

九份
バスに乗っていたときから雨がちらついていたのですが、九份は山の方にあるということもあって天気が変わりやすく、雨が多いです。

基山街を歩いてレトロな風情を感じる

基山街
基山街は九份老街のバス停で降りてすぐのところに入り口があります。目印はセブンイレブン。

基山街
両側にお店が並んでいて、食べ物やおみやげ屋などがありました。

ときどき臭豆腐という台湾名物の臭い豆腐の匂いも嗅ぎつつ、人混みをかき分けて行きます。

なんかもう臭豆腐だけじゃなく、色んな匂いが混ざって臭いです。

ちなみに僕は夜市で臭豆腐を食べました。

臭豆腐は美味しいのか!?台北の饒河街観光夜市で実際に食べてみた

基山街
なかには日本のテレビとかにも取り上げられたことのあるお店もあります。

イモトさんの写真と強烈的に印象のあるお店のおばちゃん。そして謎の音楽がかかっていました。

九份は坂と階段の町!ノスタルジックな雰囲気を味わう

階段と交差してるところまで出たので、とりあえず階段の上にのぼることに。

一番上には学校?とお寺がありました。

お寺は福山宮といって、九份の土地の神様を祀っています。

九份
特に見るところもなかったのですぐ降りましたが、商店街よりもさらに狭い路地と階段は人が溢れかえっていました。

やっぱり人多いし、日本人も多い。

九份
しかも雨が降っていたということもあって、傘を差している人がいるのでさらに人の多さが嫌になる。

なかには修学旅行で来ている日本の高校生たちもいました。

九份は茶芸館が有名

九份はお茶屋さんがたくさんあります。

阿妹茶酒館
ここも人気のお店のひとつ。阿妹茶酒館。

阿妹茶酒館
千と千尋の神隠しに出てくる湯婆婆の屋敷のモデルになったともいわれています。

昼間に行ったらお茶を楽しむのもいいかもしれないです。

夜ご飯は小籠包をいただきました。

小籠包
九份のノスタルジックな景色と大勢の観光客を眺めながら食べる小籠包。

そしてビール。

美味しかったです。

阿妹茶酒館の向かいにあるお店の前が撮影スポットなのか、多くの人が写真を撮っていました。

有名なお店だったみたいで、店内も人がいっぱいでした。

団体のツアー客とかが多いので、有名なお店でディナーを楽しみたいという方は早めに予約しておかないと、たぶん入れないです。

夕暮れから夜にかけての九份がおすすめ

1日九份を楽しむのもいいかもしれませんが、限られた時間のなかで台湾観光をするのであれば、日が暮れる頃に九份に行くのがおすすめです。

九份
日が暮れはじめるときの九份の雰囲気がいい感じでした。

茶芸館の提灯
赤い提灯が目立ちます。

九份
夕方そして夜と、九份観光を楽しみました。

帰りもバスと電車で帰ろうと思っていましたが、バス停に人が多すぎて、とてとじゃないけど一回ではみんな乗れないレベル。

混む前に帰ろうと思ったときでも、かなり混んでたので、あまり九份に長居すると帰りが大変そう。

九份はたしかに千と千尋の神隠しに出てきそうなところで、ノスタルジックな景色がとてもよかったです。

ここは日本か?と思うほど日本人は多いですが。

時期や行く時間帯にもよるかもしれませんし、今回は修学旅行生とか団体のツアー客が多かったのも運が悪かったかもしれません。

九份
今となっては、九份は日本人観光客にとって定番の観光スポットなので、台湾に行く際はぜひ訪れてほしいです。

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