バンコクを観光する際、電車では行きにくい場所もあったりするので、交通手段としてよく利用していたのがトゥクトゥクやタクシー。
トゥクトゥクはバイクの後ろに乗るところがついているタクシーのようなもので、タクシーよりも安いですが、タクシーの初乗り運賃もそれほど高くないので、どちらも手軽に利用できて便利です。
今回はバンコクで乗ったタクシーでの出来事について。なぜか最終的に運転手さんにジュースをおごることになりました。
タクシーの色について
バンコクのタクシーは様々な色があって、その色で個人タクシーなのかタクシー会社なのか見分けることができます。
基本的には赤・青・オレンジ・ピンク・黄など単色の車は、タクシー会社が所有している車。
そしてこちらのように黄色と緑色のツートンカラーの車は個人タクシーです。
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おつりをめぐる問題
昼間は寺院巡りや市場で買い物をするなど、バンコク市内で観光をして、夜ご飯を食べに行く時のこと。
この日は、ワットアルンの夜景が見えるレストランThe Deckでご飯を食べる予定をしていました。
ワット・アルンについては、ワット・アルンは暁の寺という名の通り夕焼けで赤く染まる姿がきれいの記事で書いています。
レストラン「The Deck」はチャオプラヤー川沿いにあり、タクシーで行った方が楽なのでタクシーを拾うことにしました。
そして乗ることになったのは、黄色と緑色のツートンカラーの個人タクシー。
レストランの名前は知らないと言っていましたが、地図を見せてとりあえず近くまで行ってもらうことにしました。
夕方ということもあって道が混んでいたのですが、運転手さんは陽気な感じのよく喋る人で、レストランに向かう車内でもずっと話をしていたので退屈せずに済みました。
20分ほど走るとレストランの近くに着き、お金を支払ったのですが、ここで問題が。
大きい金額の紙幣しかなかったので、それで支払うと、「おつりがない」とのこと。
なんでおつりがないんだとびっくりしたんですが、実はこれ、タイや他の国ではよくある話。
タクシーや市場で買い物をするときに高額紙幣を出すと、「おつりがない」とよく言われるそうです。
なので両替をする際は、高額紙幣だけでなく少額紙幣も混ぜて両替した方がいいということ。
タイはバーツという通貨なんですけど、紙幣は1000B、500B、100B、50B、20Bがあるので、1000B、500Bよりも100B、50B、20Bぐらいの少額紙幣を持っていた方が使い勝手がいいです。
ちなみにレートは1B=3.2円ほど。だいたい円の3分の1ぐらいだと思っておけば計算しやすいですね。
100Bだと300円ちょっとという感じです。
なるべく低い金額の紙幣を多くもっておいた方がいいというのは知っていたんですけど、たまたまその時は持ち合わせがありませんでした。
今回の僕のケースでは、タクシー代が250Bだったのですが、1000Bしかなかったので仕方なくそれを出すと、「おつりがない」と言われたんです。
少し考えた末に運転手さんが出した結論
おつりがないと言われても、僕も「1000Bしか持っていないよ」と。
物を買う時だったら、おつりがないから大きい金額しか持っていないなら買えないとかあるかもしれないですけど、タクシーは後払いなのでどうしようもない。もうすでに乗せて目的地まで連れてきてもらってるわけですから。
どうすればいいんだろうと思っていたら、運転手さんが車から降りて「良い考えがある。ついてきて。」と言うので、ついて行きました。
すると近くにあった個人経営のお店の方を指差しながらなにか言っています。
なんと言っているかははっきり聞き取れませんでしたが、雰囲気的にあのお店でお金を崩してこいと言っているんだなと理解しました。
そしてお店の中に入ってジュースでも買おうかなと思っていると、運転手さんもジュースを選び始めました。
運転手さんはエナジードリンクみたいなものを選ぶと、僕が持っていたコーラも持ってレジでお会計をします。
でもここで僕はおかしなことに気がつきます。
運転手さんが支払っているのは僕の1000B。そしてお会計対象の商品はエナジードリンクとコーラの2つ。
お会計を済ませると、コーラと残りのおつりを僕に渡してきて、エナジードリンクを飲み始めました。
「まてまて。それは僕のお金だ。」とも言えず、エナジードリンクを飲み干した運転手さんは「ありがとう、グッバイ」と言って、去って行きました。
そして僕は喉が乾いていなかったので、別にコーラも必要なかった。
本来タクシー代250Bだけで済むだったはずが、飲みたいわけでもないコーラ(120B)を買い、なぜか運転手さんの分のエナジードリンク(120B)を買い、合計490Bを支払うことになりました。
みなさんはこうならないように、少額紙幣を多めに持つようにしましょう。
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