コーヒー

コーヒー豆の栽培条件とその条件を満たしているコーヒーベルト地帯

コーヒー豆の木は育てるのがとても難しいといわれています。

なぜならどこでも栽培できるというわけではなく、コーヒー豆の栽培に適している条件がいくつかあるからです。

コーヒーの生産量が多い産地はいずれもその条件を満たしています。

コーヒー豆の栽培に適した温度と日照量

コーヒーの木の栽培は、年間の平均気温が20℃程度であるのが望ましいとされています。

20℃といえば、暑くも寒くもなく、人にとってもちょうどいい温度ですが、コーヒーにとっても非常にいい温度なんですね。

コーヒーの生産地と聞くと、なんとなく暑い場所と勝手なイメージを持っていましたが、実際は平均気温20℃前後がいいとのこと。

また、コーヒーの木は育つためにある程度の日当たりがある場所の方がいいのですが、日光が当たり過ぎてもダメというかなりデリケートな植物。

その対策として、コーヒーの木の横にもっと背の高い木を植えて日陰をつくることで、日差しを和らげます。

この木は日陰をつくる木ということで、シェイドツリーと呼ばれています。

コーヒー豆の栽培に適した降雨量

コーヒーの木にとっては雨の量もかなり重要で、年間の降雨量が1500〜2500mmほどが適しています。

降雨量の数値に関しては、少し幅広い数字になってしまいましたが、これは本やネットでの情報にばらつきがあったためです。

だいたい平均的に2000mmほどの降雨量が必要だとイメージしていればいいかなと思います。

ただし、コーヒーの木の成長期に十分な雨量が必要なので、単に降雨量が適していればいいというわけではなく、降るタイミングとかも重要。

雨が降るタイミングなどは自然の問題ですし、ここまでですでに、コーヒー栽培の難しさがわかります。

そして収穫期には乾燥している方がいいので、雨季と乾季の両方がある場所が望ましいです。

コーヒー豆の栽培には標高の高い山がいい

コーヒーの木が栽培されている場所のほとんどは山や高地です。

実際、コーヒーの生産国の多くは赤道に近くて暑い地域なんです。

コーヒー生産地=暑いというイメージはあながち間違ってはいませんでした。

でもなぜ赤道近くでコーヒーの栽培に適した20℃という温度なのかというと、標高の高い山などで栽培しているからです。

標高900〜2000mほどのところがいいといわれています。

温度や日照量の説明のときに、日差しよけとしてシェイドツリーを植えるといいましたが、山の東側にコーヒーの木を植えることによって日照量を減らす方法もあります。

また、標高の高い山だと、朝や日中と夜の温度差が大きくなります。人だと住みづらいとか思っちゃいますが、コーヒーの木にとっては好環境です。

コーヒー豆の栽培に適した土壌

いい土で育てれば、美味しいコーヒー豆が育ちます。

農作物がよくできるような肥えた土で、水はけがいいというのは当然ですが、その条件に加えて少し酸性の土壌がいいといわれています。

また、コーヒーの木の栽培と火山との関係が深いというのも興味深い点。

というのも、火山質の土は、窒素・リン酸・カリウムという成分が豊富で、これらの成分がコーヒーの木の栽培に適しているからです。

コーヒーベルトはコーヒー豆の栽培に適したエリア

ここまでコーヒー豆を栽培するための条件をいくつか紹介しました。

整理すると以下のような感じです。

  • 年間平均気温が20℃程度
  • シェイドツリーなどで日光の当たり過ぎを防ぐ
  • 年間降雨量が1500〜2500mm
  • 雨季と乾季がある
  • 標高900〜2000mの山
  • 肥沃で水はけがいい酸性の土壌

いかにコーヒーの栽培が難しいかがわかりますね。

ですがこれらの栽培条件を満たしているところがあります。

そのコーヒー栽培が適している地帯のことを「コーヒーベルト」といいます。

コーヒーベルト
コーヒーベルトは赤道を挟んで北緯25度、南緯25度のエリアで、コーヒーの産地が集まっています。

このコーヒーベルトには先ほど紹介したコーヒー栽培の条件を満たしている場所が多いというだけで、このエリア内であっても、温度や雨量、標高など条件を満たしていなければ美味しいコーヒーはできません。

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