マイクロソフト社のビル・ゲイツやソフトバンクの孫正義をはじめ、世界的に有名な経営者や仕事のできるビジネスパーソンの多くは読書家で知られています。
でもそういう人たちってすごい多忙なんですよね。
いくつもの仕事をこなしながら結果も出す。そのバイタリティーもすごいですが、忙しいときでも本も読んでいます。
仕事ができる人が忙しくても本を読むのは、本を読むことによって得られることのメリットを知っているからです。
知識が増え、視野が広がる
本を読むことによって、効率よく知識を得ることができますし、自分の知らない世界を知ることで視野が広がります。
読書は誰に迷惑をかけるわけでもなく、いつでもどこでも一人ですることができます。
それでいて、その分野の専門家が体系的にまとめているので、読書による学びはとても深いものです。
また、本を読むことは、他の人の経験を疑似体験・追体験できるということ。
自分が同じように経験しようと思うと、それだけでかなり時間がかかってしまいますが、他の人が経験したことを疑似体験することで、効率的に知識が増えていくんです。
考える力が身につく
自分の考えや意見というものは、ゼロから作り出されるものではなく、色々な経験を通して得た知識などが元になっています。
そもそも経験が浅い、知識が少ないという段階では、なかなか自分の考えというのは持てないもの。
本を読むことで多くの人の経験を疑似体験し、多くの知識を蓄えられます。
すると自分であれやこれやと考えられるようになり、やがて自分の考えを持てるようになります。
読書は想像力を刺激し、発想力を豊かにしてくれるものだと思います。
洞察力・推理力が養われる
本を読むことで、他の人が何を考え、どういう判断を下し、どうやって問題を解決してきたのかという洞察力が鍛えられます。
ビジネスに携わる人であれば、有名な起業家たちがどのように企業を大きくしたのか。それまでの過程には多くの問題があったはずなのに、その困難をどのように乗り越えてきたのかということを、読書を通じて考えるのが大切です。
洞察力が鍛えられることによって、表面的なことだけにとらわれず、本質を見抜くようになることができます。
また、推理力や先見性も養われます。
「万有引力の法則」で有名なアイザック・ニュートンはこのような言葉を残しています。
「もし私が人より遠くを見ているとしたら、それは先人の肩の上に立っているからだ」
もちろん未来がどうなるかは誰にも答えはわかりませんが、深い知識と広い視野を持っていることが、今後の展開を予想する材料にもなるのです。
謙虚になれる
自信を持つことは大切ですが、自分のことを過信しすぎることは成長を妨げる原因になると思います。
本を書く人はその道の専門家。
本を読んでいるときに、「この人はこういう考え方をしているのか、すごいな!」って感心することがあると思いますが、それと同時に自分はまだまだだなということを実感できます。
自分の知らないことなんてこの世界にはたくさんあるので、全然恥ずかしいことではありません。
自分には知らないことがまだまだたくさんあるからもっと色んなことを知ろうと謙虚であり貪欲であることが大切です。
コミュニケーション力がアップする
読書をする人はどこか物静かで、コミュニケーションが苦手なイメージがあるかもしれません。
ですが読書は人の気持ちを学ぶのにも適しているので、人の気持ちや痛みを理解できる人が多いんです。
特に小説や伝記のように、人の心理的な描写がされている物語を読むことで、自然と人の気持ちを考えられるようになります。
また、本をよく読む人の方がたくさんの言葉を知っていて、話のネタも多いので色んな話をすることができます。
やる気が出る
人間の脳とは不思議なもので、知的好奇心を刺激されるとやる気になる構造をしているそうで、本を読むことで知的好奇心が刺激されるので、自然とやる気がみなぎってきます。
面白い本、泣けるぐらい感動する本、前向きな気持ちになれる本など、色々な本が自分の知的好奇心を満たしてくれます。
本を読むことでたくさんのことを得られる
忙しい人でもわざわざ本を読む時間を確保しているのには、単なる娯楽だけではなく、新しいことを知って自分はもっと成長できると思っているからです。
それほど、本を読むことで得られることはたくさんあります。
少しでもいいから忙しくても読書の時間をとってみてはいかがでしょう。
参考書籍
[…] 『読書をすることのメリット!できる人が忙しくても本を読むワケとは』にも書いたように、仕事が忙しい人でも本を読んでいる人はいますし、むしろそういう人の方が仕事で成功しています。 […]