仕事が忙しくて運動する時間がないと言う人がいる。
でも運動をしたほうが健康にもいいし、仕事効率を上げるという意味でも効果的なので、運動する時間がない人ほど、運動をした方が時間的なメリットも大きいんです。
普段から肉体労働をしている人はむしろ休日に読書をするなど、普段とは違うことをした方がいいですが、知的労働には適度な運動をすることは必須といってもいいぐらいです。
運動が脳にいい科学的根拠
運動が脳に良い影響を与えるというのは、科学的にも証明されています。
- 海馬の神経を増やし、長期記憶を強化する
- 脳を育てる
- 運動直後から学習機能がアップする
- 頭がよくなる
- 作業記憶がよくなる
- ぐっすり眠れる
- やる気が高まる
30分程度の有酸素運動によって、学習機能、記憶能力、モチベーションがアップすることがわかっていますし、運動を習慣にして継続的に行うことで、シナプスのネットワークが増え、頭がよくなるのです。
ただし、激しい運動を長時間すればいいというわけではなく、適切な運動量でやめておくことも重要です。
仕事の合間に気分転換に体を動かすなら、運動をやりすぎるとかえってその後の集中力を下げることになります。
疲れているときこそ運動をした方がいい
疲れているときこそ運動をした方が早く回復します。
運動をすることによって、成長ホルモンが分泌されるのですが、成長ホルモンは、疲労回復や免疫力アップ、新陳代謝の促進、細胞修復、アンチエイジング効果など、様々なメリットがあるからです。
さらに、運動をすることで睡眠も深くなります。
また、ある研究によると、1日15分の運動で死亡率が14%低下し、平均余命が1002日、つまり約3年伸びるという結果が出ています。
時間投資効率はおよそ33倍。つまり毎日たった15分運動することで8時間寿命が伸びるということです、
このように、結果的に運動するほど時間が生まれているので、時間がないという人ほど1日15分だけでもいいから運動をするべきなのです。
運動は夕方が理想的
運動するのに一番理想的なのは夕方です。
夕方4時ごろは1日で最も代謝が上がる時間帯なのでダイエット効果も高いですし、運動をすることによって集中力も回復します。
「仕事をしていると夕方に運動は無理」という人は夜にするのもいいですが、夜に運動する場合は、寝る3時間前までにするのがいいといわれています。
3時間以内だと睡眠にあまりいい影響がないからです。
運動はやると決めてやるしかありません。家に帰ってから少しジョギングをするのでもいいですし、なかなか自分ではできない人はジムの会員になって、「お金を払うから行かないと損だ」と思って通うのもいいと思います。
仕事帰りにジムで汗を流している人もけっこう多いです。
仕事はもちろん大事ですが、仕事ばかりで運動をしないことは、健康にもよくないし、時間の効率をさらに悪くしています。
そのことをもう一度よく考えてみてください。
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