以前ツイッターには少し書きましたが、また書道を習うことになりました。
また書を習うことになりました。1年以内に師範の資格を取ります。
— KUBO (@kubogen358) 2017年10月30日
理由は書道の基本を学び直す為と師範の資格を取る為。そして商業書道、いわゆるお店の看板を書いたり、お酒のラベルを書いたり、ポスターやチラシの広告デザインに生かして仕事をしたいからです。
昔、小学校3年から中学を卒業するまで書道を習っていました。
教わった先生のもとで硬筆・毛筆ともに八段までいきましたが、実際は実力がともなっていないように思えたし、とても仕事のひとつとしてできるとは思えませんでした。
商業書道を仕事のひとつにするためには、もう一度尊敬する先生のもとで学び直す必要があると考え、10年ぶりに本格的に書道をすることになりました。
書道教室を開きたいわけではないので、指導者とか師範のような肩書きにはあんまり興味ないんですけど、やっぱり師範と名乗れることは、他の人に書道家としてのレベルを示す指標として有効だと思うんです。
なので、一応とりあえずの目標は師範の資格を取ること。
そこで書道の師範ってどうすればなれるのかというのを明確にしたかったのですが、書道の師範とはけっこうあいまいな資格です。
というのも、格闘技の流派のようなもので、指導者によって書のスタイルはけっこう違っていて、どこで教わるかによって認定の基準は違うかったりするからです。
僕が教わっている先生は正統派な字を書く先生で、文部科学省書写検定という試験問題を中心に教わります。
この試験は文部科学省が後援している、国で唯一の書写技能検定試験。公的性がある資格なので通信教育などの級位や段位よりも能力を示せますし、履歴書に書くことができたり、学生なら入試での優遇もあります。
ただし、その分この検定で指導者証をもらうためにはかなりハードルが高いです。
硬筆・毛筆ともに5級〜1級まであって、指導者証の認定をしてもらえるのは1級に受かった人だけなのですが、毎回合格率は10%ほど。それも何年もかかってやっと合格する人がほとんどなので、一発合格できる人はあまりいないと思います。
1級があまりに難しいもんだから、2級と1級の間に準1級の試験ができたくらいです。
それほど難しいので師範の資格を取るためにはなかなか大変だなと思っていたんですが、文部省検定の硬筆と毛筆の2級に受かると、僕が教わっているところでは指導者認定をしてもらえるのだとか。
実は中学3年のときに硬筆の2級は合格しているので、僕はあと毛筆2級に合格すれば、晴れて書道の師範を名乗れるということです。
これは、あくまで文部省からの指導者認定ではなく、僕が教わる先生による認定です。
師範を名乗れることに変わりはないですが、おそらく通信教育や各流派で師範になるよりも、文部省検定の1級に受かるのが一番難易度が高いです。
師範として書を教えている人でも1級にはなかなか受からないといいます。
でも合格すれば誇れるものですし、「指導者証 最高位一級合格」と書かれた盾をもらうことができます。
ちなみに僕が教わっている先生は硬筆も毛筆も1級に合格しているのでこの盾を持っています。
将来的には1級に受かりたいですが、まずは書道師範になることが最優先なので、2級合格を目指します。
月に2回しか先生に教わる機会はないので、家でも練習が必要ですが、書道師範に向けて今日から始動しました。
とはいえ、10年のブランクはなかなか。。
たっぷり手直しされた初日でした。
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