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ジャパンコーヒーフェスティバル2018 in 興福寺に行ってきた

この3連休(9/22-24)に奈良で開催されているジャパンコーヒーフェスティバルに行ってきました。

奈良のコーヒー屋さんを中心に20近くのお店が出店していて、いろいろなコーヒーを楽しめるイベント。以前紹介した「TABI Coffee」さんも出店していました。

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奈良県以外のお店もいくつか出店していて、なかには福岡のお店もあってびっくりです。

また、近くでシェフェスタというグルメイベントも行われていました。

ジャパンコーヒーフェスティバルとは

ジャパンコーヒーフェスティバルは、一般社団法人の日本コーヒーフェスティバル実行委員会が主催する珈琲イベントで、定期的に各地で開催されています。

今回は奈良の興福寺で開催ということで、昨年11月の開催に続き、興福寺で2回目の開催となります。

奈良の興福寺

また、今回の開催には、興福寺中金堂再建記念の意味もあります。

中金堂再建記念について

中金堂は興福寺伽藍の中心となる重要な建物。そもそも興福寺は、710年に飛鳥の藤原京から平城京に遷都した際に藤原不比等が別の寺を移転させて名付けたもので、平城京遷都と同じく1300年以上もの歴史があります。

そんな興福寺ですが、何度も火災にみまわれ、その度に再建するも、1717年に大火で伽藍の半分が焼失したといいます。

そのままになっていた伽藍の中核部分や中金堂を2010年に再建立柱し、その後も再建工事を進め、2018年10月7日〜11日に中金堂落慶法要(一般公開は10月20日より)を行うことになっています。

今回のジャパンコーヒーフェスティバルはその記念でもあり、売上の一部は中金堂再建に寄進するとのこと。

ジャパンコーヒーフェスティバル2018in興福寺

ジャパンコーヒーフェスティバル2018in興福寺

少し話がそれましたが、今回開催された「ジャパンコーヒーフェスティバル2018in興福寺」について書きたいと思います。

興福寺の境内の一部に、白いテントが並んでいて、各ブースでコーヒーが提供されています。

20近くのお店が出店しているのですが、今回はジャパンコーヒーフェスティバル史上初めて、全ての店舗がブレンドコーヒーを提供するということで、このイベントのためにオリジナルのブレンドを作ってきたというお店も。

コーヒーは現金では買えず、はじめに珈琲券を買う必要があります。

いくつか券の種類があるのですが、僕が買ったのは「Giving珈琲券含む3枚券(1200円)」。Giving珈琲券というのは、くじを引いてどこのお店のコーヒーが飲めるかランダムで決められます。

要するに、3枚ある珈琲券のうち1枚はランダム、2枚は自分の好きなお店のコーヒーが飲めるということです。なので合計3杯のコーヒーを楽しみました。

挽きこもるコーヒー

ランダムで決まったので、一番最初に飲んだのが「挽きこもるコーヒー」。

挽きこもるコーヒー

「挽きたての香りが部屋にこもるほど美味しいコーヒー」を味わってほしいという意味とひきこもりの経験者が丁寧にドリップしたコーヒーという意味が、この名前には込められているそうです。

ひきこもりの僕にはなんだか親近感がわきます。

主に大阪府大東市近辺でイベント出店をしているそうなのですが、まだ始めて5ヶ月ということで、いろいろと試行錯誤しながらされているそうです。

「挽きこもるコーヒー」でいただいたのが、「くんなかさんちゅうブレンド」。

挽きこもるコーヒーのくんなかさんちゅうブレンド

くんなか(国中)とは奈良盆地を指す言葉で、さんちゅう(山中)は周りの山間部を意味しているとのこと。

東ティモール・エルメラで収穫された無農薬のコーヒー豆をメインに使用し、ニカラグア・ジャバニカ・サンホセ農園のコーヒー豆、エチオピア・イルガチェフG-1・M.H.Aのコーヒー豆をブレンドしたもので、すっきりとした味わいでありながらほんのり苦味があるという感じ。

とても飲みやすいコーヒーでした。

小さな焙煎所 花待ち雨珈琲

2杯目に飲んだのが、なんと福岡から来られたという「小さな焙煎所 花待ち雨珈琲」。

小さな焙煎所 花待ち雨珈琲

福岡県にあるスペシャルティ珈琲専門の小さな焙煎所で、9月で1周年を迎えたばかりだといいます。

ちなみに花待ち雨珈琲は「ほまちあめこーひー」と読むそうで、「ほまちあめ」というのは、ある地域や特定の人に降る潤いをもたらす雨のこと。

このお店の珈琲を飲んで、この空間や皆さんに幸せを降り込ませたいという意味も込められているとのことです。

花待ち雨珈琲がこのイベントに用意されたのが、奈良の名品「柿の葉寿司」とフードペアリングできる珈琲ということで、「かきのはブレンド」と名付けられていました。

小さな焙煎所 花待ち雨珈琲

味も美味しかったですが、非常に丁寧にドリップされているという印象でした。

luce

3杯目に選んだのは「luce」。

luce

ここはインスタ映えしそうなカフェラテを出されていることもあってか、僕が見て回っていたときには一番列ができていたように思います。

1杯目に飲んだ挽きこもるコーヒーさんと同じく、luceも店舗を構えておらず、イベント出店をメインでされているとのこと。

一人で出店されていたのですが、ファーストフード店の店長を5年経験したのちコーヒーに魅了されて退職後、小川珈琲で珈琲について学んだそうです。

ちなみにluceとは、イタリア語で「光・輝き・明かり」を意味しており、放浪しながら、「コーヒーという明かりを灯していきたい」という願いが込められているとのこと。

どこのお店もネーミングにいろいろな意味が込められているんだなぁと感じさせられます。

luceでは「神鹿ブレンド」を提供。奈良といえば大仏か鹿が真っ先に思い浮かぶと思いますが、鹿は神の使いとして崇められていたことから、とても尊い動物です。

「神鹿ブレンド」という名前だけあって、このイベントのために用意されたんだなとすぐわかります。

このブレンドはインドネシアのマンデリンがベースになっており、マンデリンは色で例えるなら緑で、鹿が公園や草原を散歩したり走っている姿をイメージして作られたとのこと。

この神鹿ブレンドをエスプレッソとして抽出し、ミルクと合わせたカフェラテにして提供されていました。

luce

ミルクによるアートもおしゃれです。

エスプレッソなので量は少ないですが、濃厚な味わいで、ほのかな甘みや酸味がありました。

特に香りが独特でよかったです。

奈良最大級のグルメイベント「シェフェスタ」

すぐ近くの公園で「シェフェスタ」がやっていたので、少しだけ見に行きました。

シェフェスタ

「シェフェスタ」とは、一流のシェフが奈良ならではの食材を使った料理を作ったり、ピザやステーキなど人気飲食店の様々な料理を楽しめるグルメ・イベント。

僕は行くのが2回目ですが、シェフェスタ自体は10回目の開催だそうです。

シェフェスタ

奈良にしては、と言うと失礼ですけど、けっこう人が多くてびっくりしました。

一通り見て回って、何も食べずにパンだけ買ってコーヒーフェスティバルに戻ったのですが、友達と何人かで来たら、ワイワイしながら美味しい料理とかお酒を堪能できて絶対楽しいだろうなと思いました。

奈良でのジャパンコーヒーフェスティバルは9/22〜9/24の3日間だけですが、10/6-7には大阪府河内長野市の花の文化園で、11/17-18には大阪梅田・うめきたサザンパークで、12/22-23には鳥取県・用ヶ瀬町で開催されます。

ちなみに、シェフェスタは奈良公園での開催が9/24まで、馬見丘陵公園で10/6-14まで開催されます。

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