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ドラマ「僕らは奇跡でできている」のセリフがけっこう響く

毎週火曜日よる9時から放送している「僕らは奇跡でできている」というドラマで主人公を演じる高橋一生さんのセリフがけっこう響きます。

このドラマは、大学で動物行動学を教える主人公の相河(高橋一生さん)がとにかく生き物が大好きなんですけど、マイペースすぎて周りからは変わり者だと思われていて、時には周囲の人を困らせながらも、好きなことに没頭する純粋さや一生懸命な相河に癒されたり、ほのぼのとした雰囲気で笑える場面もありつつ、感心させられるセリフも多いドラマ。

その中で11月6日に放送された第6話の一場面を少し紹介したいと思います。

その前に登場人物を紹介。

相河・高橋一生さん
動物行動学を教える大学講師
とにかく生き物が大好きの変わり者だが毎日好きなことをしていて楽しそう。

水本・榮倉奈々さん
女性歯科医
若くして院長を務めるほど優秀で真面目だが、頑張りすぎて仕事もプライベートもうまくいかない。

新庄・西畑大吾さん(関西ジャニーズJr.)
相河の講義を受ける大学生
実家がこんにゃく屋であるのがコンプレックスだが、継ぐべきか迷っている。

前回の第5話で相河が「こんにゃくはすごい」と力説しました。そのことがちょっぴり嬉しかった新庄はこんにゃく屋を継いだ方がいいか相河に相談するんですけど、「僕だったら継ぎません」と言われて困惑します。

そのことを新庄から聞いた水本と相河のやりとりです。

水本(榮倉奈々さん)
「自分が新庄(西畑大吾さん)さんだったらこんにゃく屋継がないって言ったそうですね。どうしてですか?」

相河(高橋一生さん)
「主語が新庄さんではありませんでした。」

水本
「主語?」

相河
「こんにゃく屋を継ぐ理由の主語です。
先生がすごいって言ったから、親が喜ぶと思ったからって言っていました。」

水本
「いけませんか?それだってちゃんとした理由だと思いますけど」

相河
「はい」

水本
「引き継ぐものがない人にはわからないんですよ。
親が積み上げてきたものを引き継いで、よりいっそう歯科医として多くの人たちに貢献することが私の一番の願いですから。」

相河
「それ本当の願いですか?」

水本
「どういう意味ですか?」

相河
「楽しそうじゃありません」

水本
「それは、今はまだまだ足りないことがたくさんあって、もっと成長しなきゃいけなくて、楽しいのは、その願いがかなったときです。」

相河
「それいつ叶うんですか?」

水本
「それは私の努力次第なので、わかりません…(言葉に詰まる)
相川さんの願いは何ですか?」

相河
「ないですね。今は思いつきません。」

とまぁこんな感じです。

相河は生き物がとにかく大好きなので、毎日そのことばかり考えていて本当に楽しそう。目の前のことに夢中になっているから、特にこれといって願いもないんですね。

一方、水本は真面目に仕事をしているけど全然楽しそうじゃないし、うまくいかないことばかり。

新庄も本当に自分のやりたいことがわからず、こんにゃく屋は嫌だけど継いだら親はきっと喜ぶし、大学の先生もすごいって言ってくれたから、継ごうかなと迷っている。

きっとみんな相河のように好きなことで生きていきたいと思ってはいるんですよね。でもそれがなかなかできなかったりして。

しんどい今を耐えたら良いことがある、幸せになれるって思いながら、好きでもないことを我慢しながら頑張っている人がほとんど。

でも本当に好きなこととかやりたいことがあるなら、自分で踏ん切りつけて、そっちの方向に走り出さないといつまで経っても状況は変わらない気がします。

自分は何が好きなのか、本当は何をやりたいのか、色々考えさせられます。

なんか響いたなぁこのシーン。

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