出版社:ソシム
発売日:2014/7/18
この本は僕が職業訓練でWebデザインについて勉強していたときに使っていた参考書です。
職業訓練というのは、仕事をしていない人がなりたい職業に必要な知識や技術を習得して就職できるように教えてもらえる制度のこと。
コースによって期間は様々で、ハローワークに行ったら色々と教えてもらえます。
僕が通っていたWebデザインを学べるコースでは、最初に教材としていくつか書籍を買わされました。
そのうちの一つが本書『HTML/XHTML&スタイルシートレッスンブック』です。
※職業訓練は国の支援による制度で、授業料は払わなくていいので、教材費・交通費以外のお金は基本的にかかりません。
Webページの作り方をステップ形式で学ぶ
本書では、Webページを初めて作る人でも、1から順番にステップバイステップ形式で学ぶことができます。
一般的なWebページの構成に合わせてということで、トップページ・コンテンツページ・イベントページ・コメントページの4つのページを、この1冊を通して実際に手を動かしながら見本にならって作っていくというイメージです。
もちろん様々な種類のWebサイトがあり、そのサイトによって必要なページは違うんですけど、まずはページの種類が異なる上記の4つのページを本書では作ろうということです。
ホームページを設計して土台をつくるところから始まり、文字のデザインを変えたり、リンクを貼ったり、背景に色や画像を使ったり、表を作ったり、コメントを送信できるフォームを実装したり、というWebページ制作に必要不可欠な基礎が身につき、最終的にはページを公開するところまで一連の流れがわかるようになります。
また、サンプルページや素材データも付属のCDに入っています。
HTML・CSS初心者向けの本
身につく知識・技術はHTMLとCSSです。
HTMLはXHTMLという規格にもとづいて書かれていて、僕は職業訓練に通う前に独学でHTMLを勉強していたんですけど、そのときはHTML5を勉強していたので、HTML5とXHTMLでは書き始めのDOCTYPE宣言の記述が違うかったのが戸惑いました。
ただ、内容に関しては本当に初心者向けという感じなので、自分ですでに勉強されている方は少し物足りなく感じるかもしれません。
でもネットで調べての独学だと、僕がHTMLの規格をあまり知らなかったみたいに、身につける知識や学ぶ情報が断片的で偏ったりするので、書籍で体系的に学ぶのをおすすめします。
また、Webページを作ったことがない人にとって本書は、Webページを作る流れがわかり、HTMLやCSSについて基礎知識が身につくのでいいと思います。
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