出版社:エムディーエヌコーポレーション
発売日:2013/10/1
『ウェブデザインを仕事にする』は、僕がウェブデザイナーを目指そうと思ったときに一番最初に買った本。
本屋さんでウェブデザインの参考書を探していたんですけど、ウェブデザイナーってホームページを作る人っていうぐらいのイメージと知識しかなかったので、ウェブデザイナーになるには何を勉強すればいいのかさえわからなかったんです。
そんな時にふと目に止まったのがこの本。
まずはウェブデザインがどのような仕事か、ウェブデザイナーに必要とされるスキルは何か、それを知ろうと思ってこの本を買いました。
Webデザインに関わる職種とワークフロー
Webサイトの制作には、Webデザイナーだけでなく、エンジニアやディレクターなど様々な職種の人たちが関わっています。
本書では、Webデザイナーを取り巻く、Web制作に関わる人々の仕事についても紹介した上で、Webデザイナーとその人たちとの関わり方、またWebデザイナーに求められるものや資質について書かれています。
Web制作のワークフローとWebデザイナーの役割
一つのWebサイトができるまでに、デザインやコーディング、システムの構築のほかにもクライアントとコミュニケーションをとりながら、企画を提案したり仕様を策定するなど、様々な工程があるのだと知りました。
ウェブデザインと一言で言っても、その仕事内容は本当に幅広いです。
デザインだけではなくて、コーディングやコンテンツ企画、ディレクション業務だって行うことがあります。
また、見た目の綺麗さだけでなく、ユーザーが使いやすく、伝えたい情報がきちんと伝えられるような設計のもとデザインされているのかという点は、Webデザイナーに求められる役割のひとつ。
第一線で活躍する人たちの考え方
第一線で活躍されているWebデザインに関わる人たちのインタビュー記事が載っており、その人たちがどのように仕事に向き合っているのか、どのように現在のキャリアを築き上げてきたのかを知ることができます。
Webデザイナー・ディレクター・フリーランスとして活動されている人など、5人の方がそれぞれ違った経験談、考え方について話されていて、「こんなやりがいや苦労があるんだ」、「Web制作において、こういうことを意識されているんだ」と、とても参考になります。
また、実際のWebサイトがどのようなやりとりを経て作られるのか、Web制作の現場についても事例をもとに紹介されているので、Webサイトが完成するまでの流れなどが現場の様子を通してわかります。
Webデザイナーに必要なものがわかる
この本を読むことで、Web制作に関わる人やワークフロー、その中でWebデザイナーとして仕事をしていくために必要とされる知識・技術・考え方がわかります。
Webデザイナーになりたいけど何から勉強すればわからない人におすすめです。
さらに、Webデザイナーになったら将来的にどのようにキャリアアップ、または方向転換(デザイナーからプログラマーなど)ができるのか、そのためにはどのようなスキルが必要になっていくのかという内容も本書の最後に載っています。
なのですでにWebデザイナーで今後のキャリアをどうするか迷っている人も、この部分の内容は少し参考になるのではないでしょうか。
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