マーケティング

GoogleにSEOスパムとみなされる行為とペナルティについて

SEO対策で検索結果の上位になるように色々とやっている人、会社があると思いますが、過度なSEOはGoogleにスパム行為とみなされて検索順位を落とされたり、最悪の場合にはインデックスされなくなる可能性もあります。

インデックスされないということはつまり、検索結果に表示されなくなるということです。

Googleが考えている、ペナルティを受けるようなSEOスパム行為にはどのようなものがあるかまとめました。

また、Googleはどのようにしてスパム対策をしているかについても説明しています。

自動生成や盗用コンテンツ

記事作成のツールを使って機械的に作成されたコンテンツはスパム行為とみなされます。

一見それらしい文章に見えますが、よく読んでみると関係のあるキーワードなどが組み合わせられているだけで、文章としては意味が不明だったりします。

また、英語サイトを機械翻訳したコンテンツや、複数のWebサイトの記事を許可なく無断で組み合わせたコンテンツも同様です。

ちなみにWebサイトから情報を取り出す技術のことを「ウェブスクレイピング」といいます。

スプログ」といって、無料ブログのアカウントを大量に作って、記事を大量生産するスパム行為もあります。

リンクプログラム

SEOには外部リンクがとても重要だとされています。

そのためなんとか外部サイトからリンクを集めてSEO対策を試みる人が多いんですが、そういった不自然なリンクはスパム行為です。

たとえば、金銭によってリンクの売買が行われていたりもしますし、特に関連性がないのにお互いのサイトをリンク付ける「相互リンク」も過剰であればペナルティの対象となります。

ちなみに相互リンクを「リンクファーム」と言ったりもします。

本来、リンクとはコンテンツの関係性が深いサイトを紹介したり、コンテンツをつくるうえで必要な情報を引用する際につけれられるのが自然です。

隠しテキストと隠しリンク

隠しテキストや隠しリンクも昔はよく使われていた手法です。

昔はとにかく上位表示させたいキーワードを詰め込んでいれば、SEO対策の効果があったみたいで、それがばれないように背景と同じ文字色でキーワード、いわゆる「隠しテキスト」をサイトのあらゆるところに散りばめていたんです。

ただのテキストではなく、それにリンクをつけた「隠しリンク」も多かったようです。

また、背景とテキストの色を同じにするだけでなく、フォントサイズを「0」にするなど、極小フォントによって隠されたりもしていました。

キーワードの乱用・詰め込み

隠しテキストや隠しリンクをしなくても、とりあえずキーワードを何度も繰り返し使ったり、不自然に乱用していれば、それはSEOスパムです。

SEOの知識が少しついた頃というのは、少しキーワードを意識すると思うので、知らず知らずにキーワードを詰め込みすぎてしまっているなんてこともあるかもしれません。

ただし、現在はキーワードを詰め込むだけでは上位表示されませんし、こういった行為はGoogleにすぐばれます。

キーワードを詰め込みすぎたり乱用しているとペナルティを受ける可能性もあるんだと知っておきましょう。

属性スパム

属性スパムは、alt属性やメタ属性にみられるものです。

たとえば、alt属性は画像の代替テキストとして、どういった画像なのかを記述するのですが、このalt属性に不必要にキーワードを詰め込んでいるサイトをたまに見かけます。

また、「meta keywords」や「meta description」というメタ属性の記述でも不自然なくらいキーワードが乱用されているケースがあり、過度になるとこれらはGoogleにスパム行為とみなされます。

誘導ページ

誘導ページは、たとえば検索エンジン用に最適化したURLをリダイレクトさせてメインのサイトに誘導したり、「クローキング」といって、ユーザー用と検索エンジン用にWebページを分けて見せるなどがあります。

また、地域と業種を組み合わせたクエリ(検索キーワード)で上位表示させるために、同じような内容のページを地名だけ変えて地域ごとに複数コンテンツ作成すること、同じコンテンツで別ドメインを使った「ミラーサイト」の作成なども同様です。

Googleによるスパム対応

Googleはアルゴリズムと手動という2種類の方法でスパム対応をしています。

アルゴリズムは、プログラムによって自動でスパムを探し出して、評価を下げたり無効化などをしており、手動では、Googleスタッフがスパムだと判断して評価を下げたり、インデックス削除を行っています。

上位表示されれば目立ちますし、第三者からの報告(スパムレポート)を受けて、手動対策を行うこともあるようで、手動による対策が45万件を超える月が、少なくとも1年間に3回はあるらしい。

Googleからペナルティを受けた場合、サーチコンソール(Search Console)を利用していれば通知が届きます。

スパム行為をしてしまってペナルティを受けてしまうと、今まで時間をかけて積み上げてきた評価を失うことになるので、ペナルティを受けない様に、スパム行為はしないほうがいいです。

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