世間では文章や画像のコピペが問題になっていたりしましたが、あれは記事内容のほとんどが引用によって作られていたのが問題なのであって、正しく引用を使うのは悪いことではありません。
正しい引用というと難しいですが、自分の言葉で記事を書いていて、内容をわかりやすく伝えるために必要な箇所にだけ引用を使うというのは別にかまわないと思います。
HTMLでも引用を表すタグがあります。それがblockquote要素とq要素。
blockquote(ブロック・クォート)
blockquoteは文章とか段落単位での引用を表すために使い、内容は他のWebページなどから引用したものを記述します。
blockquoteを使うと、引用しているというのが見た目でもわかるように、引用符をつけられていることが多いです。下のような感じですね。
これは自分の言葉で書いた文章ではなく、
参考のために他のサイトから引用した文章です。
引用符にもいろいろデザインがあって、このブログはwordpressでつくっているんですけど、テーマなどによって引用符のデザインが違います。
q(クォート)
blockquoteは段落単位で引用を表すときに使う要素でしたが、q要素は語句単位での引用を表すときに使います。
改行を必要としないような短い文のときです。
また、q要素の場合は引用符が表示されません。
cite(サイト)
blockquote要素とq要素に、citeという属性を使うことができ、たとえば引用元がWebページなどであればそのURLを値として指定します。
Webページではなく書籍から引用する場合は、その書籍でISBNコードというものが発行されていれば、「url:isbn:ISBNコード」といった書式で指定します。
文章や語句を引用するときにはblockquote要素やq要素を使うのですが、引用元のサイト名や書籍名、作品名を表す場合にはcite要素を使います。
一般的に、ユーザーが見てもどこから引用した文章なのかわかるように、引用文のあとに引用元のリンクを張っておくといいとされています。
引用だけで記事を作るのは好ましくないですが、ときには引用を使う方がいい場合もあります。
ただ、時間が経てば引用元のサイトがなくなっていたり、URLが変わってリンクが無効になってしまったりするので、僕はなるべく引用したくないなと思っています。
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