menu要素は操作メニューを表す要素で、リストをつくるli要素やbutton要素、menuitem要素などと組み合わせて使います。
menu要素とmenuitem要素について説明したいと思います。
menu要素で使える属性
menu要素では以下のような属性を指定できます。
- label(ラベル)
- type(タイプ)
label(ラベル)
label属性でメニューにラベルを与えることができます。
menu要素が入れ子になったときには、子要素のメニューのラベルとして使われます。
type(タイプ)
type属性でメニューのタイプを指定します。
指定できる値は「popup」もしくは「toolbar」です。
値が省略された場合、親要素となるmenu要素のtype属性の値がpopupに指定されていればpopupとして扱われますが、それ以外のときにはtoolbarとして扱われます。
popup
popupはポップアップメニューを表しており、対応しているブラウザにおいては、画面上にポップアップメニューが表示されます。
toolbar
toolbarはツールバーを表しており、対応しているブラウザにおいては、画面上にツールバーが表示されます。
menuitem要素
menu要素を使ってメニューを作成しますが、そのメニューの項目を表すのがmenuitem要素。
このmenuitem要素は、menu要素のtype属性の値がpopupの場合だけ、menu要素の子要素として使うことができます。
menuitem要素には以下のような属性を指定できます。
- checked(チェックト)
- default(デフォルト)
- disabled(ディスエーブルド)
- command(コマンド)
- icon(アイコン)
- label(ラベル)
- radiogroup(ラジオ・グループ)
- type(タイプ)
checked(チェックト)
checked属性を指定することで、指定されたメニュー項目はあらかじめ選択された状態になります。
これは、type属性の値がcheckboxかradioの場合のみ有効です。
checked属性は値を必要としない論理属性です。
default(デフォルト)
default属性で指定した項目が初期値であることを表します。
default属性は論理属性です。
disabled(ディスエーブルド)
disabled属性を指定すると、操作メニューが無効になります。
disabled属性は論理属性です。
command(コマンド)
input要素に付与されているid属性の値を指定することで、この項目が選択された場合にコマンドを実行することができます。
また、command属性を指定すると、他の属性は指定することはできません。
command属性は論理属性です。
icon(アイコン)
icon属性で閲覧者に対して操作メニューのアイコンを表示することができ、指定には画像ファイルのURLを使います。
label(ラベル)
label属性で操作メニューのラベルを指定することができます。
radiogroup(ラジオ・グループ)
radiogroup属性は、type属性の値がradio(ラジオボタン)のとき、そのラジオボタンを1つのグループにまとめることができる属性です。
グループ化したラジオボタンは同じグループの中で1つだけ選択可能です。
type(タイプ)
type属性でメニュー項目のタイプを指定します。
指定できる値は以下の通り。
command
通常のメニュー項目であることを表します。
もし値が省略された場合やtype属性を持たない場合は、commandが初期値として扱われます。
checkbox
チェックボックスを表していて、選択と未選択を切り替えられます。
radio
ラジオボタンを表していて、radiogroup属性でまとめられたグループのラジオボタンから1つだけ選択可能になります。
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