エックスサーバーでフォルダごとにPHPのバージョンを設定する方法を紹介します。
まず、以下の3つのファイルを作成してください。
- php.cgi
- .htaccess
- .user.ini
それぞれのファイルに記述する内容を順番に見ていきましょう。
php.cgi
php.cgiには設定したいPHPのバージョンのコマンドパスを記述する必要があります。
コマンドパスはエックスサーバーのサーバーパネルの「サーバー情報」「コマンドパス一覧」から確認することができます。
exec /usr/bin/php7.4-cgi
上記はPHP7.4(CGI)のパスを記述しています。
.htaccess
WordPressなどインストールしていれば、.htaccessはすでに存在していると思うので、WordPressの記述の上に以下の赤文字部分を追記してください。
なお、以下の例は「cms」というフォルダにてPHP7.4を動かす場合になりますので、状況に応じてパスは書き換えてください。
AddHandler myphp-script .php .html
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /cms/
RewriteRule ^index\.php$ – [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /cms/index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
.php.ini
最後に.php.iniですが、こちらはPHPの設定を変えたい場合に記述しますので、必要なければなしでも空白でも大丈夫です。
例えばメモリの上限を変更したい場合は以下のように「memory_limit」を記述します。
これらのファイルを作成して記述が終わったら、cmsフォルダ(対象のフォルダ)にアップロードします。
なお、ページを確認して500エラーなどが出ている場合は、php.cgiのパーミッションを確認してください。
パーミッションが604などになっていたら755に変更すればOKです。
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