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熱田神宮は名古屋観光で外せないパワースポット!三種の神器のひとつが祀られている

名古屋の主要観光スポットのひとつとして人気のある熱田神宮。名古屋市の南にある「熱田の杜(もり)」と呼ばれる森の中にあります。

三種の神器のひとつである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られていることで有名で、パワースポットとしても人気があり、年間約700万人の参拝者が訪れるとか。

古くから「熱田さん」と呼ばれるなど、多くの人に親しまれています。

熱田神宮を参拝

熱田神宮は最寄りのJR熱田駅、名鉄神宮前駅まで名古屋から電車で10分足らずで行けるので、とても行きやすいです。

駐車場もありますが、祭典の時などはかなり混雑するとのことなので気をつけた方がいいかも。

熱田神宮
こちらは正門(南門)。他に東門と西門があり、駅から一番近いのは東門になります。

熱田神宮
正門から本宮までは一直線に参道が続いていますが、けっこう距離があります。

参道の中央は正中(せいちゅう)といって、神様の通る道とされているので、神様に対する礼儀としてなるべく避けて歩いた方がいいと言われています。

熱田神宮
参道の途中にはこのような歴史年表がありました。

手水舎
手水舎で心身を清めます。

熱田神宮の大楠
これは弘法大師お手植えの楠の木と言われる「大楠」。樹齢は千年以上だといいます。

境内には多くの楠の木があって、そのなかで特に大きい7本の大きな楠の木「七本楠」のうち、この大楠は3番目に大きいとのこと。

白蛇がいると言われており、運よく見れたらラッキーかも。

熱田神宮
本宮前の鳥居。ここをくぐれば本宮です。

熱田神宮
これが熱田神宮の本宮。社殿は伊勢神宮とほぼ同様の神明造りです。

境内には熱田神宮のご祭神である熱田大神(あつたのおおかみ)が祀られています。

熱田大神は草薙神剣を御霊代(みたましろ)とする天照大神(あまてらすおおかみ)のこと。

また、「相殿神(あいどのかみ)」は「五神」と呼ばれ、「天照大神」、「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、「宮簀媛命(みやすひめのみこと)」、「建稲種命(たけいなだねのみこと)」など、いずれも草薙神剣と縁の深い神々です。

草薙神剣にまつわる話

熱田神宮に祀られる三種の神器のひとつ「草薙神剣」。これは、スサノオがヤマタノオロチの尾を切ったときに出てきた剣だと言われています。

天照大神が天岩戸(あまのいわと)にこもっていたときにヤマタノオロチが剣を奪い、その剣をスサノオが奪い返して天照大神に献上したという逸話があります。

ちなみにヤマタノオロチはというと、うねり狂う川だと言われていて、それをスサノオが制止しました。そしてそこ(出雲)にはたたら製鉄があり、その鉄を使って草薙神剣が作られたとも言われています。

熱田神宮
二礼二拍手一礼の作法で拝礼。

熱田神宮は、本宮以外にも見るところがいくつかあります。境内案内図がもらえるので、それを見ながら回るといいかと思います。

こころの小径

こころの小径
本宮の左側、一之御前神社に続く道です。

一之御前神社

神道では、神様の御魂のおだやかな姿を「和魂(にぎみたま)」というのに対し、時に臨んで活動的勇猛的なご神威をあらわされる御魂のはたらきを「荒魂(あらみたま)」といい、一之御前神社では天照大神の荒魂を祀っています。

熱田神宮
本宮の裏側。一之御前神社から清水社までの道です。

清水社

清水社
清水社の祭神は、水を司る神様「罔象女神(みつはのめのかみ)」です。

清水社
すぐ横に階段があり、降りると湧き水があります。

平家の武将であった平景清(たいらのかげきよ)が目の病気になった時、ここの神様に祈って湧き水で清めたところ、その病気が治ったという言い伝えがあります。

また、湧き水の中にある苔むした石は享禄の古図にも描かれている楊貴妃の石塔の一部との説もあるとのこと。

この石に三度水をかけて祈願すると願いごとが叶うとか、この水で肌を洗えば綺麗になるといわれています。

土用殿

土用殿
これは土用殿といって、明治二十六年の本殿御改造までは草薙剣が奉安されていました。

熱田神宮の大楠
近くに大きい楠の木が。かなり大きいです。かなりご利益がありそう。

ならずの梅

ならずの梅
この木には毎年2月上旬頃から薄桃色の八重の花が咲き始めるそうですが、一度も実をつけたことがなく、「ならずの梅」という名前がついています。

信長塀

信長塀
日本三大土塀の一つ「信長塀」。織田信長が桶狭間の戦いでの戦勝のお礼に奉納しました。


土と石灰を油で練り固め、瓦を熱く積み重ねています。

まとめ

名古屋は観光スポットがそれほど多くないですが、名古屋城とこの熱田神宮は名古屋観光で欠かせません。

伊勢神宮についで格式が高く、初詣にはかなり多くの人が訪れるなど、パワースポット満載です。

1時間ぐらいかけて熱田神宮を見て回りましたが、他にも見れてないところがあります。

また、年間約60の祭典や10の特殊神事が行われています。6月5日に開催される一番大きな祭り「熱田まつり」も行ってみたいです。

近くにひつまぶし発祥のお店もある

熱田神宮の近くには、ひつまぶし発祥のお店で有名な「あつた蓬莱軒」の本店と神宮店があります。

美味しいひつまぶしが食べられるのでおすすめです。

平日でも行列が絶えないお店なので、先にお店に行って受付を済ませ、待ち時間のあいだに熱田神宮を観光するのもいいと思います。

あつた蓬莱軒は名古屋名物ひつまぶし発祥の名店

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