僕がパリのなかで好きな場所のひとつ、サント・シャペル教会の隣にはコンシェルジュリーという建物があります。
ここはかつて牢獄として使われていたこともあり、マリー・アントワネットも収容されていました。
ギロチンへの入り口と呼ばれたコンシェルジュリー
コンシェルジュリーは14世紀にフィリップ美男王が建てさせたシテ王宮の一部で、3つの塔と3つの大広間からなります。
ホテルで案内をしてくれる人のことをコンシェルジュと呼んだりすると思いますが、昔は門衛のことをコンシェルジュと言っていました。
このコンシェルジュリーは、旧王宮の司令官である門衛(コンシェルジュ)がいた場所で、いつしか建物自体をコンシェルジュリーと呼ぶようになったのだとか。
このように、かつては王宮の管理府としての役割を果たしていた建物だったのですが、フランス革命時には牢獄となり、「ギロチンの入り口」と呼ばれました。
4000人以上が収容されたといいますが、なかでも有名なのは王妃マリー・アントワネット。
彼女はヴェルサイユから逃亡したが民衆に捕らわれ、1793年8月2日から10月16日まで約2ヶ月半をここで過ごしました。
コンシェルジュリーでは、マリー・アントワネットが幽閉された独房跡に礼拝堂があります。
コンシェルジュリーはパリの1区、シテ島にあって、近くには最初にも言ったサント・シャペル、そしてノートルダム大聖堂もあるので、シテ島に行く際は、このコンシェルジュリーも寄るといいと思います。
また、コンシェルジュリーの建物に、現存するフランス最古の壁時計もあります。
関連記事
『「サント・シャペル」パリ最古のステンドグラスが輝く美しい教会』
『パリのノートルダム大聖堂!フランス観光でぜひ見ておきたい場所!』
基本情報(※2018年2月現在)
入場料:9ユーロ(サントシャペルとの共通券なら15ユーロ)
時間:9:30〜18:00(入場は閉館の30分前)
行き方:地下鉄4番線Cité駅もしくは1・4・7・11番線Châtelet駅下車
入場料:9ユーロ(サントシャペルとの共通券なら15ユーロ)
時間:9:30〜18:00(入場は閉館の30分前)
行き方:地下鉄4番線Cité駅もしくは1・4・7・11番線Châtelet駅下車
Leave a Comment