サイトマップとはそのWebサイトにどのようなページがあるのかをリストでまとめたもので、検索エンジンやユーザーにサイト構成を伝えるためのファイルです。
サイトマップはユーザビリティや内部SEOにとって、非常に重要な役割があります。
サイトマップに各ページが適切にリンクされていれば、検索エンジンのクローラーはそのサイトのほとんどのページを検出できるので、新しく更新されたページでも早くインデックスされますし、検索結果として表示されるスピードも早くなります。
新しいサイトで外部リンクが少ない場合でも、サイトマップをつくっておくことで、クローラーの回遊性は全然違います。
サイトマップには2種類ある
サイトマップには「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類があります。
HTMLサイトマップはユーザー向けのサイトマップで、サイトの利便性を向上させるために作成します。
一方XMLサイトマップは検索エンジン向けのサイトマップで、基本的にユーザーが見ることはありません。
実際のサイトマップを見ながらもう少し詳しく解説していきます。
HTMLサイトマップについて
サイトマップはユーザーがコンテンツを見つけやすいように整理してあるものなので、基本的には次のようにカテゴリーごとにページがリスト表示されるように作成します。
たとえばこのサイトの場合、旅記事だと国ごとにカテゴリー分けしてあるので、イギリスカテゴリーのページ一覧、イタリアカテゴリーのページ一覧という風に作成します。
ちなみにWordPressサイトだとプラグインを使えばすぐにこういったサイトマップのページが作成できます。
このサイトでは「PS Auto Sitemap」というプラグインを使用しています。
XMLサイトマップについて
XMLサイトマップもHTMLサイトマップと同じくサイトのコンテンツをリストにしたものですが、検索エンジンにページを通知するのが目的なので、HTMLサイトマップのようにカテゴリー分けをする必要はありません。
作成方法によって形式は違うと思いますが、このサイトのXMLサイトマップはこのような感じ。
こちらは「All in One SEO Pack」というプラグインを使用して作っているのですが、ページURLだけでなく、ページ内で使用されている画像の数、サイト内の他のページと比較した相関的な重要度、更新頻度、最終更新日なども表示されています。
また、XMLサイトマップには拡張機能があり、ニュースサイトマップ、動画サイトマップ、画像サイトマップというものがあります。
これらはニュースサイトや動画コンテンツのサイト、画像コンテンツのサイトなどに設置した方がいいサイトマップで、Googleニュースに記事を送信できたり、動画検索や画像検索で表示される確率が上がるというメリットがあります。
以前は自作のXMLサイトマップでないと拡張機能を実装できなかったみたいなのですが、今はプラグインでもできるので、別の記事で紹介したいと思います。
XMLサイトマップは作ったら送信しよう
XMLサイトマップを作成したら、検索エンジンに読み取ってもらう必要があります。
そのためにはrobots.txtファイルにサイトマップを追加するか、Search Consoleに送信するかの方法があるのですが、ここでは後者の説明をします。
方法はいたって簡単で、Google Search Consoleのクロール>サイトマップのページに行き、右上にある「サイトマップの追加テスト」で、作成したXMLサイトマップのページURLを送信するだけです。
まとめ
サイトマップにはHTMLサイトマップとXMLサイトマップがあり、それぞれユーザビリティの向上や内部SEOの向上のためという役割があります。
どちらもプラグインで簡単に設置することができるのでそれほど手間はかかりませんし、サイトマップは作成しておいた方がいいかなと思います。
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