コーヒーのドリップに使用するペーパーフィルターですが、コーヒーを濾過(ろか)するだけじゃなく、微量の油を吸着するなどの役割もあります。
ペーパーフィルターには2種類の形と色があり、様々なサイズやメーカーがあるので、ドリッパーに合ったものを使わないといけません。
ペーパーフィルターの選び方
ペーパーフィルターは形状・サイズ・メーカーなどで選べばいいと思います。
ドリッパーの形状に合わせる
ドリッパーには台形型と円すい型があり、使っているドリッパーの形状に合わせてペーパーフィルターを選んでください。
- 台形型
- 円すい型
台形型ドリッパーには、底面が平らになっている台形型フィルターを使います。
カリタ式やメリタ式のドリッパーでよく見られる形状で、底面が平らになっているため、お湯がコーヒーの粉全体に馴染みやすいという特徴があります。
円すい型ドリッパーには、底面が平らではない円すい型フィルターを使います。
ハリオやキーコーヒーのドリッパーでよく見られる形状で、すっきりした味を出せるという特徴があります。
サイズを合わせる
ドリッパーによってサイズが違うので、サイズに合わせてペーパーフィルターを選ぶ必要があります。
使おうと思えば、多少違うサイズでも使えるかもしれませんが、ちゃんとサイズが合ったペーパーフィルターを使った方が、バランスの良い抽出ができます。
メーカーを合わせる
メーカーはドリッパーに合わせてペーパーを開発することも多いので、できれば同じメーカーのものを選ぶといいかと思います。
そういう製品の方が、最適なドリップになるように開発されているからです。
色が違う
ペーパーフィルターには酸素漂白された白色のフィルターと無漂白の茶色のフィルターがあります。
- 白色の酸素漂白フィルター
- 茶色の無漂白フィルター
ペーパーフィルターは正しく折って使う
ペーパーフィルターはドリッパーにフィットさせるために、縫い目を折って使います。
全然難しいことではないんですが、ペーパーフィルターを折らずに使うとドリッパーと合わず、お湯を均等に落とせないために雑味が出てしまったり、味に多少影響が出てしまいます。
台形型フィルターの折り方
台形型フィルターはまず底面の縫い目を折ります。
次に側面の縫い目を折りますが、底面を折ったときと裏側で折った方がバランスがよくなります。
底面と側面を折ったら完成。
円すい型フィルターの折り方
円すい型フィルターは側面の縫い目を折るだけです。
これが折った状態。
ペーパー・ネル・フィルターレス
ペーパードリップ以外にもネルドリップやペーパーレスといった方式があります。
ペーパードリップ
ペーパーフィルターは使い捨てなので簡単。
他のフィルターと比べると、少し味は酸味が強調されてクリアな感じになります。
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ネルドリップ
ネルドリップとは、布製のフィルターを使用するドリップ方法。
味は滑らかで口当たりがいい味わいになりますが、フィルターの手入れや保存が少し面倒です。
ペーパーレス
ペーパーレスは、ステンレスメッシュなどの素材で作られており、酸味や甘みなどの味わいを楽しめます。
ペーパーを使わないので何度も繰り返し使えますが、ペーパーフィルターと違って油を吸着しないので、多少味が違うかもしれません。
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